*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Eden / エデン


<香 調> フルーティーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDP

トップ
ピーチ、ベルガモット、マンダリン、レモン、パイナップル
ミドル
ミモザ、ウォーターリリー、チュベローズ、メロン、ロータス、パイナップル、ジャスミン、スズラン、ローズ
ラスト
パチョリ、サンダルウッド、シダーウッド、トンカビーン、ニセアカシア



1994年発売。フローラルフルーティグリーンのインパクトのある香りです。EDPの中でも香り立ちは特に強く、1プッシュでかなり強く香り、持続も長いですね。香りは、フルーティーグリーンで、落ち着いてからフルーティーフローラルが強くなる感じです。日常的に香水を使うことに慣れた方が、ちょっと華やかな気分に・・・という時にちょっと使う感じでしょうか。春の陽気さを表現しているとのことですが、華やかさとグリーンさに日差しを感じるので初夏かなぁ。

ボトルは陶器のような感触です。

(26/05/2006)

 

 

Jean Guichardの調香の1つ。彼はGivaudan Perfumery Schoolのディレクターを務めるマスターパフューマーであり、すっかりシニアパフューマーとなったAurelien Guichardの父でもあります。発売から27年を経ても廃番になっていないロングセラーな香りですが、少しクラシカルなテイストを感じますので、ファンも多いのでしょう。

香りは、2006年当時とてもインパクトが強く、拡散性も強く、とてもパワフルに広がっていた印象があるのですが、15年振りのしっかりとした確認では、以前よりも落ち着いた雰囲気が感じられました。カシスのように感じていたフルーティーグリーンはパイナップルとピーチで、アクアティックさをあまり感じないフルーティーフローラルへと変化して落ち着きます。1つ1つのフローラルノートは主張することなくフローラルブーケとなって溶け込み、やがては少しクリーミーなウッディムスクとなって消えていくのですが、とてもフェミニンで上品。且つ、パウダリーというほどではないのですが、クマリンやバニラのオリエンタルノートが少しクラシカルに感じられるのです。この後に続いたフルーティーフローラルにはパチョリの効いたシプレノートもなく、クマリンの効いたオリエンタルノートもなく、フルーティーフローラルを生かすためのベースが多かったことを考えると、フルーティーフローラル、特にトロピカルフルーツ全盛期に向かう直前のスタイルだったのですね。

(05/10/2021)

 

<Cacharel Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜