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Gloria / グロリア


<香 調> オリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDT

トップ
ブルガリアンローズ、ハイビスカス、ホワイトペッパー、バニラ、ムスク、アマレット、アンバーグリス、シダーウッド
ミドル
ラスト



2002年発売で調香はFirmenich社のOlivier Cresp。30mlは細長いのですが、100mlになると長方形のボトルになります。偶然入ったフィレンツェ郊外の街シエナのプロフメリアで、100mlが20ユーロほどで売られていたのを見て迷い、他のもの優先したのですが、帰国したら国内でも安く買えたので30mlのトワレを購入したのでした。

 

 

ボトルはピンクでかわいらしく、スプレー部分はキャンディーのような質感とつや。キャップはありません。香りはフロリエンタルといいつつもフローラルをそれほど感じません。一番強いのはアマレット。アマレットとはイタリア名産のアーモンドリキュールで、杏の実から作るリキュールなんです。アーモンドの香りはもちろんしますし、牛乳で割ると杏仁豆腐の味と香りがするというリキュールです。でももちろんこの香りはアマレットだけではありません。アマレットだけだったらもう少しすっきりしてそうですが、バニラも強めで、控え目に苦めなコーヒーのような香りも少し混じっています。アマレット自体に苦味もあるのでこれも含めてアマレットなのかもしれませんが。基本、アマレットにバニラな感じのグルマン系で、ターゲットは18歳〜35歳とのこと。ファッションフレグランスらしいテイストです。

(26/05/2006)

 

 

甘く可愛らしい香り、という印象だったGloriaですが、久しぶりの肌の上でも、アマレットのアーモンドリキュールが弾けてスタートしました。可愛らしい、どこまでも可愛らしい。アーモンドリキュールにバニラが重なり、強くはないフローラル感、フレッシュノートが全体を軽やかにリフトアップし、ウッディムスクのベースが支えているというのが全体像で、可愛らしかったトップから一転、最後は意外にも強く出てくるウッディムスクで終わります。アーモンドの香りはそこまで持続するタイプの香料ではなく、トップノートで弾けるのですが、こちらもやはり持続はなかなか難しいようですが、ヘリオトロープやクマリンなどに引き継いでいくよう調香されています。でもEdTですからいつまでも肌に残らず、消えていった方が潔いというものですよね。

ベースにはアンバーノートも少なからずあるようで、フロリエンタルというよりも全体のトーンはアマレットの効いたオリエンタルという雰囲気です。

(11/10/2021)

 

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