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■Infiniment (2004年)

まだ廃番になっていない香りで、調香はAlberto Morillas。

トップ:カラブリアンベルガモット、ぺティグレン、山椒
ミドル:ブルガリアンローズ、ロータスフラワー、チュベローズ
ベース:サンダルウッド、ベンゾイン、ムスク

オフィシャルサイトを見ると、ローズとチュベローズはアブソリュートだと記載があるのですが、天然香料のアブソリュート感は微塵も感じられないマリンフローラルです。フローラルウッディムスクとオフィシャルでは費用気しているのですが、ウッディノートは強くなく、ロータスフラワーとムスクが核になっている感じで、その周囲にいろいろな単品香料のフローラルノートが配置されています。チュベローズの持つクリーミーな甘さはなく、ローズアブソリュートの華やかさも感じられませんので、セクシーというよりも軽くさっぱりとしたマリンフローラルで、ポスターのイメージ通りの香りです。(24/08/2011)


Noble Vetiver (2010年)

2010年は各社がベチバーをテーマにした香りをたくさん発売しましたが、Chopardもメンズのベチバーを発売しました。ブランドの150周年を祝うメンズの香りはSymrise社のLucas Sieuzacによる調香となりました。

トップ:ベルガモット、カルダモン、ペッパー
ミドル:ベチバー、クラリセージ、マホガニーウッド
ベース:レザー、タバコ

彼らにとってのエレガンスはベチバーということで、核にベチバーを配置したのですが、精油のベチバーよりもVetiveryl acetateが強く香ります。精油だけだと土臭く重い香りになるため、単品香料で軽くしているのですが、全体的にアロマティックな部分もあり、キリリとしたドライさもあり、もちろん精油らしいベチバーの部分も存在し、オーソドックスなメンズ香の良さを感じさせてくれます。レザーやタバコも渋すぎず、モダンにまとめられており、ラストノートは柔らかなアンバーウッディノートとなってまとまります。特別目新しくもないし斬新でもないのですが、だからこそ安心出来る香り。(09/08/2011)


■Happy Spirit (2007年)

ハート型でとても可愛らしい新作で、香りももちろん可愛らしくなっています。翌年にはHappy Spirit Magical Nightsというダークバージョンも発売されましたが、こちらは元祖の方。

トップ:サングインオレンジ、柚子、マグノリア
ミドル:ハニーサックル、ラズベリーシャーベット、オスマンサス
ベース:カシミアウッド、アンバー、ムスク

香りはいわゆるフルーティーフローラル香の延長線上にあるもので、本当に典型的な可愛らしさを持った香りです。精油っぽい雰囲気は皆無で、トップからベリー系の香りがシトラスに包まれて香ります。しばらくしてスパークしたフルーツは収まっていくのですが、少しだけパウダリーさに包まれた穏やかさを持っています。瑞々しいというわけではない少しパウダリーなベリー系の香りがウッディムスクと重なっていくという香りですね。ものの10分ほどでラストノートとなるのですが、アンバームスクに少しフルーツの残り香が重なっているという香りで終わります。これは似ている系統が山のようにありますので、香りが好きというよりもボトルで選んでしまっても良いのではないかと思います。香りだけを取ると大きな特徴があまりないので、廃番になるスピードも早そうです・・・。有名人やセレブ系の香りを多く手がけているコティらしい製品だと思います。(13/07/2009)

 

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