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Diorissimo / ディオリッシモ


<香 調> フレッシュフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDC、P

トップ
スズランの蕾、イランイラン、ローズウッド
ミドル
スズランの花、アマリリス、ボロニア
ラスト
サンダルウッド、ジャスミン



1956年発売。ディオールが一番好きなスズランの花の香りを創ろうと、2年の歳月をかけて作り出した香りで、スズランの香りがベースです。ほとんどスズランのシングルノートと言ってもいいくらいに、他の香りはスズランの香りを、よりスズランらしく香らせるために組み込まれている感じです。ディオールはこの香りを作り出すために、自宅にスズランを植え、香りの研究をしていたそうです。調香師はエドモン・ルドニッカ。当時、合成香料が出回り始め、その香りの強さを抑えるために、次々と甘く濃厚な香りが作り出されていきました。ほとんどフレーバーのような香りに辟易したエドモン・ルドニッカは、香りを最小限に削ることで、ディオールの描く「若さに溢れて上品ながら、素朴なスズラン」の香りを作り出したのです。単純に、単純にすることで、歴史に残るスズランのシングルノートが出来上がったのですね。

ディオールはホントにスズランの花が大好きだったようで、葬儀の際にはスズランの咲く中に棺がおかれ、スズラン満開だったそうです。

スズランの天然香料はほとんどありません。ほぼ、ないと思っても良いくらいです。それでも、スズランらしい清楚な香りを、ここまで再現したものは、当時としてはなかったのでその後の香水業界に新たなる可能性を指し示したのは確かなようです。

別途、母の日に合わせて「リリーディオール」として発売された香りはディオリッシモと同じ香りです。

(30/10/2006)

 

 

パルファムはトワレと全く別物です。キャロンのミュゲドボヌールのパルファムと比較してみました。まず、付けた瞬間から甘さが出ているのはディオリッシモの方。甘さと言っても軽いハニーノートでバニラではないです。花の甘さですね。グリーンノートが強いのはキャロンの方。甘さが少ない分、涼しげにツンと香ります。濃厚さで言うとディオリッシモの方が強いなぁ。スズランの中にイランイランっぽさとジャスミンも感じてハニーノートを加えた感じです。涼しげだけど甘やかなホワイトフローラルという感じでトワレとは全く別物です。一方キャロンの方は本当にグリーンノートが強くて、ガルバナムが出ています。生花に近い雰囲気なのは断然キャロンなのですが、これは好みによるなぁ。僕はどちらも好きだし。ディオリッシモのハニーノートも時間と共に薄れてきてスズランらしさが出てきます。スズランというよりはボロニアの(生花の)クセを抜いた感じにも近いのかもしれません。キャロンの方は時間と共にグリーンノートが落ち着いてくるので、次第にキレイなスズランが花開く感じです。普通に皆さんが抱いているスズランのイメージだとディオリッシモのラストノートの方が近いんだろうなぁ。ただ生花はそこまで甘さがないので実物に近いというとキャロンなのだと思いますが。

頂上対決はどちらに軍配が・・・というものではないのですが、優しげな女性像を持っているのがディオリッシモで、少し背筋の伸びたキャリアウーマン的なのがキャロンの印象です。

(18/03/2008)

 

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