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Wisteria / ウィステリア


<香 調> ハニーフローラル
<仕 様> レディース

<容 量> 50ml

<濃 度> EDP

トップ
ヴァイオレット、グリーンクローバー
ミドル
ウィステリアブロッサム、ライラック、ハニーサックル
ラスト
ホワイトサンダルウッド、ムスク



香料としてウィステリアを取り込んでいるものは数点ありますが、メインに持ってきているのは滅多に見かけません。藤は芳香花でありながら、工業的に香料の採取は行われていないため、模して作られる香りでもあります。もともと香料というのは天然香料として抽出したものと、生花との香りがあまりに違う・・・という理由で工業的に行われていなかったり、高価すぎて収支が合わなかったりと、様々な理由で実際には合成香料で調合されているというのが現状です。バラだって1キロ120万円するわけですから、1万円程度の香水に並々と使わるはずありません。使用されていたとしても、ごくごく微量でしょう。カネボウはバラの成分分析をして100もの成分から再現していますし、資生堂は1,000種のバラの香気成分を分析し、99パーセントまで解析済みだそうです。どの会社も持っている独自のフォーミュラなわけです。

 



調香から見るといろいろだけど、ガーデニアに甘めなジャスミンを加えたような印象を受けます。 ヴァイオレット独特のグリーンのキュウリっぽさは感じないですね。ハニーサックルもそれほどわからないのですが、ハニーノートは強く出ています。ガーデニアにジャスミンと言うとペンハリガンのエレニシアを思い浮かべますが、エレニシアの方がフレッシュ感を感じ、ウィステリアの方がもっとハニーノートの強いフローラルです。生花と比較してみると全く別物であり、飽くまでもイメージで再現をしたという印象を受けるかもしれませんが、イメージの中に残っている甘やかな藤の花の香りとはこうしたものなのかもしれません。

(30/10/2006)

 

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