1955年発売のオリジナルと呼ばれるヴィンテージのコロンでなんと480mlというサイズです。90年代に全く違う香りにリニューアルされてしまい、面影も感じないものとなってしまっているのですが、昔の往年の香りはヘリオトロープの強いオリエンタルな香りです。ボトルはずっしりと重いのですが、香りはく軽やかなコロンで、トップから甘さが出ています。ヘリオトロープは通常ミドルからベースノートに使われるのですが、配合が多いためにトップから香っているのだと思います。ヘリオトロープを軸として少しずついろいろと香るのですが、ラベンダーも強くはなくてジャスミンとパチョリが分かる程度です。基本的にはほの甘くて柔らかなクラシカルさですよ。上記のポスターは1965年のものなのですが、当時のものと全く同じボトルですね。何度かライセンスを移動しいるダナですのでその度にボトルもリニューアルされています。ということは、やはり60年代後半から70年代くらいだと考えられそうですね。ラベルは汚れてしまっていますが、ボトルと中身はまだまだ香りを留めていることに驚かされます。

タイトルは「待ちぶせ」という意味の英語です。bush(茂み)の中という意味から派生しているんですね。「待ちぶせ」というとロマンスっぽいイメージですが、「奇襲」「不意打ち」なんて言い方も出来ます。

(13/10/2010)