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Silver Shadow / シルバーシャドウ


<香 調> ウッディオリエンタル
<仕 様> メンズ
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
ビターオレンジ、コリアンダー、シダー
ミドル
サフラン、パチュリ、クローブ
ラスト
アンバー、オークモス



2005の秋に発売されたこの香りはしっかりダンディー系。ボトルも今回のものはとてもシンプルで、飾った感じはないものの、ボトルの横に溝が出来ていたり、手にした時の重量感やフィット感はしっかりとあります。発売当初にムエットで確認した記憶では、ウッディにスパイスで結構甘め・・・という印象だったのですが、やはり肌では違って感じられます。

 

 

付けた瞬間はビターオレンジにハーブスパイス系が香ります。これもメンズ特有な香りで、使い慣れている人には「あぁ、これね」という定番。そこから次第に甘さが感じられるようになり、暖かなベースへと引き継がれていきます。サフランとクローヴが強く感じられるようになると、ホントオリエンタさが増して好き嫌いが分かれてしまうかもしれませんが、これはそこまで主張してなくて優等生的なダンディーさです。

(05/02/2008)

 

調香はKilianで名を馳せたCalice Becker。発売から16年を経てもまだ廃番にはなつておらず、オフィシャルサイトで発売されています。ボトル中央にあるブランドロゴの書体が変わったくらいで、ボトルはそのまま、サイズも100mlのみです。

香りは当時大流行していたアロマティックなフレッシュノートと、アンバーウッディノートをたっぷりと使用したメンズらしいメンズフレグランスです。本当に一世を風靡したとも言えるフレッシュコンビネーションですが、時代と共に流行は移ろうものであり、今ではあまり見られなくなった香りでもあります。というか、高濃度化の流行、ニッチなフレグランスでは天然香料率が上がって来たことも理由の1つだと思います。

香りはケミカルなフレッシュアロマティックとアンバーウッディのコンビネーションを過ぎると、柔らかく落ち着いた、でもフレッシュなトーンはそのまま残したウッディオリエンタルムスクへと変化していきます。シプレというほどシプレな残り香ではないし、フゼアとも言えない香りで、フレッシュフゼア一辺倒だった時代からの脱却を試みた香りだったのかもしれません。

(14/10/2021)

 

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