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Chaos / カオス


<香 調> スパイシーオリエンタルウッディ
<仕 様> レディース
<容 量> 100ml、7.5ml
<濃 度> EDP、Parfum

トップ
サンダルウッド、カルダモン、シナモン、パドックウッド、ウード、サフラン、アンバー、ムスク、セージ、ラベンダー、カモミール、コリアンダー、クローヴ、カーネーション
ミドル
ラスト



1996年に発売されたものの、わずか2年で廃番になってしまった今や貴重な香水です。ボトルの形状もすごく斬新で、かっこいいですよね。このボトルを製作するのにお金がかかってしまい、利益薄になってしまったことが廃番を早めた要因だとも言われています。香りが一般的でないのも理由なんでしょうけど。その後、カオスの続編としてブラックカシミアが誕生したわけです。

スパイシーオリエンタルのブラックカシミアに比べ、カオスはスパイシーオリエンタルウッディというところでしょうか。

ベースはサンダルウッドとムスク、ラベンダーなどで、シナモンとサフラン、カーネーションが特徴的ですね。スパイス系のハーブがたくさん使われている感じがします。これ、香りがものすごく独創的なんですよ。ブラックカシミアもそうですけど、他に類を見ない香りです。お香的なスパイスあり、煙っぽいスモーキーな要素もあり、ウッディにアンバーが香る。男性的か女性的か、それすら判断出来ないくらいに混沌としているけれど、主張の激しい香りです。クセになりそうな香りですよね。(イメージは黒装束) ブラックカシミアをもう少しドライにした香りです。ブラックカシミアの原点ってこれだったんだぁ、としみじみ感じた香りです。

(04/10/2007)

 

 

パルファムのレヴューを追記です。パルファムも基本的には同じ香りなのですが、ウードの中の酸味とサフラン、シナモン辺りが香りを特徴付けている気がします。この時代にすでにウードを多用していたことにも驚きますが、スパイシーでセクシーなウッディノートとしてYSLのM7をもっともっとユニセックスにして肌へのなじみを良くした感じの香りです。ラベンダーやセージのアロマティック香は薄く、軸はウード、周りにスパイス、それらを柔らかくするためにサンダルウッドとフローラルノート(カーネーション等)を配置した、という香りです。改めて香りなおすと軸がウードであったことに驚かされました。

この香りはダナキャランエッセンスのシリーズとして再販されていますが、残念ながらパルファムは復刻されませんでした。

(24/01/2011)

 

 

パルファムを追加です。巻物スタイルが好きだったようで、パルファムはシルクのようなサテンの布に入れられ、そこからくるくるくるっと巻いて紐でまとめるようなスタイルとなっています。ボトルも小さくて欲しい水晶のようで、ファッションフレグランスらしいテイストなのですが、残念なことにチープなスプレー部分が見えてしまっているのです。これが同じ形でフラコンだったらもっと素敵だっただろうに・・・。今でこそ高値で取引されているこのパルファムですが、香りはウードが控えめで、もっとスパイスとフローラルが前に出てきます。トップノートがないくらいのスロースタートで、スローモーションのようにスパイスが弾け、フローラルノートとアロマティックノートに繋がり、やがてはEdPと同じオリエンタルなウッディベースへと変化して落ち着きます。とても穏やかで静かだというのがパルファムの印象です。

(06/12/2017)

 

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