ヒヤシンスのシングルフローラルです。このブランドはもう1つピンクヒヤシンスを発売しているのですが、そちらと比較すると生花に近いのはこちらです。キリリとガルバナムの効いたグリーンフローラルで、ボトルから直接香るとヒヤシンスっぽさが香ります。肌に乗せるとグリーンがとにかく強くて、ヒヤシンスどころではないくらいに香ります。ミドル以降になってグリーンが少し落ち着くと甘さがほんのりと出てきてヒヤシンスっぽさが現れます。ヒヤシンスのシングルフローラルって数が少ないですから貴重ですよね。今まで素敵な甘さのヒヤシンスはエリザベスWがありましたが、それと比較するとやはり合成と精油っぽさの違いが歴然です。こちらは精油っぽいグリーンなのに対してエリザベスWはケミカルですから。クオリティとなるとこちらの方が良いのですが、香り自体はその分ワイルドかも。でも、基本はグリーンですからグリーンフローラルのお好きな方には良いと思いますよ。ペンハリガンのブルーベルと比較するとあたらの方が洗練されていますが、生花っぽさでは負けていないのかも。いや、グリーンが強すぎるという問題はあるものの、ミドルの香りは素敵です。ラストノートになるとグリーンがなくなって甘いフローラルが残るんです。持続も結構良いですよ。

(04/12/2007)