60年代〜70年代を意識し、当時にエスティーから発売されていたガーデニアの香りをトムフォードが手を加えて発売したのが2006年です。Estee LauderとCote d'Azur(コートダジュール)の単語をつなげて作り出されたブランド名「Azuree」のシリーズは、香水ではなくて肌を守り、艶やかさを出すボディオイルになっています。2007年はスキンミスとも発売されました。画像では見づらいのですが、キャップの上部はターコイズブルーになっています。この色がパッケージの色で、コートダジュールの海をイメージしており、クラシカルさを出しています。

香りはガーデニアっぽさもありますが、ココナッツが強いですね。ココナッツにオレンジブロッサムが加わった感じもしますし、ガーデニアっぽさも感じます。スプレーした後に手で肌に伸ばすのですが、テクスチャーがとてもさらさらとしていてべたつきません。香り自体が南国ムード満点のトロピカル系ですし、汗で流れにくいオイルたいですから夏にはぴったりだと思います。日本の夏にこの甘さは･･･ ? とも思いますが、サンオイルのココナッツは夏に合いますから、これくらいだったら気持ちよく使えるのではないでしょうか ?

香りは時間とともにベチバーとサンダルウッドが出てきてウッディっぽさを感じるようになります。すると甘さがひと段落して、ほの甘いクリーミーなサンダルウッドという印象になっていきます。生花の瑞々しくてクリーミーなガーデニアではないのですが、好きな方は多いんじゃないかなぁ･･･という香りですね。

(30/05/2007)