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Gianfranco Ferre Donna / ジャン・フランコ・フェレ・ドンナ


<香 調> セクシーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml、15ml
<濃 度> EDT、P

トップ
ヒヤシンス、ベルガモット、コリアンダー、オレンジブロッサム
ミドル
チュベローズ、ハニーサックル、ナルシス、スズラン
ラスト
ムスク、ベンゾインベチバー、サンダルウッド、シダーウッド、シベット



1984年発売。すごい官能的、ゴージャス感のある香水。かなりフルーティーでフローラルで華やか。どうイメージしても大人の女性ですね。イメージ的にはどうしてもバブル期なのですが、チュベローズやナルシスの香りにチェリー系の香りが入った感じの中に、引き締まったグリーンが香ります。フェレのレディースの中ではこれが一番好きですね。「一時期こういった香りが流行したなぁ」と懐かしく感じる方も多そうな、オーソドックスな豪華フローラル系です。

(30/10/2006)

 

以下はパルファムのレヴューとなります。EdTもフラコンタイプがあり、そのフラコンなどにはシャンデリアに使われるようなクリスタルチャームが付いているのですが、パルファムはその部分がキャップとなっています。ボックスは鏡面仕様になっており、いろいろな角度からボトルが映り込んで美しく見えるようになっています。

 



香り自体は基本的にEdTと同じで、濃度が濃いだけ・・・というものなのですが、ミドル以降のチュベローズの出方がパルファムの方が強いように思います。トップではヒヤシンスが香りグリーンノートがパッと散り、その後はオレンジブロッサムとスズラン、そしてチュベローズというのが核となっているコンビネーションで、今さらながらチュベローズがこんなに強く出ていたのだと気づかされます。クリーミーなココナッツの部分を控えめにしてフルーティーなフローラル感をフルーツではなくフローラルで膨らませた・・・という雰囲気の香りで、やはりイメージはゴージャスなバブル期で、とてもセクシーな媚薬系の香り。

彼が亡くなってブランドの存続が危ぶまれたFerreですが、香水はきちんとライセンスが引き継がれて生きています。ただ、2000年以降は少しチープ感が強くなってしまって全盛期の彼のクラシカルなイタリアンスタイルというのが消えてしまったように思います。この香りは彼の全盛期に作られた、彼にとって最初の香りです。Diana de Silva cosmetics社からITFにライセンスが移動した後も廃番にはならずに引き継がれているのですが、調香は変わってしまった可能性があります。(パルファムは廃番です)

(14/03/2011)

 

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