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Devil's Nightcap / デビルズ・ナイトキャップ


<香 調> シトラスウッディシプレ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 23g
<濃 度> 不明

トップ
オークモスアブソリュート、オレンジブロッサムアブソリュート、オークウッド、クラリセージ、イランイラン、シトロネロール、メチルイオノン、ヒドロキシシトロネラール
ミドル
ラスト



ナイトキャップとは寝酒のことなのですが、何故下記のような岩が描かれているのかが気になりました。これは伝説、言い伝えが元になっているようで、古代ケルトの魔術師ドルイドたちの言い伝えでは、悪魔が寝酒を飲んで城を壊した、と。その時に酔って投げた岩が悪魔のナイトキャップと名づけられたのだと。

 

 

香りは、大量のオークモスを使用したシトラスウッディシプレで、トップではオレンジブロッサムの香りがモスとオークに交じって香ります。イランイランもしっかりと感じられますので、フローラルノートを組み込み、香水として使えるものにした、という印象を受けるのですが、やはりテーマもテーマですし、香りも香りですので個性的です。悪魔の寝酒というタイトルがぴったりな、漢方薬っぽい香りです。いえ、でもこれがクセになってしまった方は手放せなくなるかも。合成香料もいくつか使用していますので、精油だけではないまとまり感があってバランスの良さが感じられます。

オフィシャルサイトの成分表は、

DRF Alcohol (DRF Alcohol), Perfume (Perfume), Oakmoss Absolute (Evernia prunastri), Orange Flower Absolute (Citrus aurantium amara), Citronellol (Citronellol), Methyl Ionone (Methyl Ionone), *Hydroxycitronellal (*Hydroxycitronellal), *Limonene (*Limonene), *Linalool (*Linalool), *Geraniol (*Geraniol), *Benzyl Alcohol (*Benzyl Alcohol), *Benzyl Salicylate (*Benzyl Salicylate), *Isoeugenol (*Isoeugenol), *Benzyl Benzoate (*Benzyl Benzoate), *Farnesol (*Farnesol), *Eugenol (*Eugenol)

こちらを見ると、ローズを初めハーブ類に含まれるシトロネロール。ヴァイオレットの香りのメチルイオノンを合成香料として追加しています。ただ、自然界には存在しないHydroxycitronellalが精油中に存在する成分として記載されているところが不思議です・・・。多くの場合、使用した精油が偽和されているものだった、というわけですが、こちらもそうなのかな、と疑ってしまいますよね。しかも、こうした成分表示は含有量の高いものから順に記載する必要があるわけで、精油中に含まれる成分の中で一番高い含有率になるなんてあり得ないことですから。

でも、ただの記載ミスの可能性も高いよなぁ・・・と、いろいろと探してみたところ、イギリスのオフィシャルサイトの別ページでは*印が取れているところもありました。やはり、ただの誤植ということでしょう。

(20/03/2015)

 

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