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Cabochard / カボシャール


<香 調> シプレアルデヒドフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 7.5ml
<濃 度> P

トップ
アルデヒド、ベルガモット、マンダリン、ガルバナム
ミドル
ジャスミン、ローズ、ゼラニウム、アイリス、イランイラン、クローヴ
ラスト
パチョリ、ベチバー、カストリウム、オークモス、タバコ、ムスク、サンダルウッド、レザー



1959年発売。Antonia's Flowersを手がけたBernard Chantが調香を担当した著名な香り。タイトルは「石頭」とか「頑固」を意味しているのですが、香りはシプレアルデヒドフローラルでクラシカルです。

名香と言われるカボシャールですが、今の時代逆に新鮮です。トップからドカッとアルデヒドが香るグリーンシプレになっていて、付けた瞬間はSisleyのオードカンパーニュを彷彿とさせる香りで始まります。トップのガルバナムが強いんですよ。その後は緩やかにジャスミンやローズと重なり合いながらオークモスとウッディノートと混ざり合っていくのですが、最後まできちんとクラシカルな良さを持っています。この時代の香水は合成香料と天然香料のバランスがとても良いものが多いなぁ、と感じます。最終的にはアルデヒドが消えてシプレノートになりますが、大人の楽しみと言えそうな香り。

(09/12/2008)

上記のレヴューはEDTだったのですが、パルファムのレヴューを追加です。パルファムは小さくてもとても可愛らしいボトルです。香りはトップのシトラスが焼けてしまっていましたが、ミドル以降の香りはそのもののカボシャールで、ガルバナムのツンとしたグリーンがシプレに交じり合い大人の香りへと変貌していきます。フローラルというよりもガルバナムのグリーン香が効いているのが特徴で、上のEDTレヴューでも記載している通りにグリーンシプレの方が香りを表現する香調としては良いのかもしれません。

(12/02/2010)

 

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