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Vamp a NY / ヴァンプ・ア・ニューヨーク


<香 調> クリーミーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
チュベローズ、ラム
ミドル
ブルボンバニラ
ラスト
ベンゾイン、ペルーバルサム、トルーバルサム



 

We Love New Yorkというシリーズの1つで2010年発売。フランスらしいブランド名なのに何故こんなにアメリカらしい香りを発売するのか疑問なのですが、今回も調香はOlivia Giacobettiが担当です。(ブランドのオーナーはChristian Davidという男性です)
少しポップすぎて高級感は感じられないのですが、それはそれでどうなのかと思っていたら、濃度をEdPにしてサイズを下げることで価格も下げています。ディスカウントだと50ユーロくらいですが、定価でも76ユーロ。でも国内価格だって決して高くはありません。

肌に乗せる前はフランジパニ(プルメリア)のような濃厚で化粧品っぽいケミカル香なのに、肌に乗せると豪華なチュベローズのアブソリュートがあふれ出します。3種のバルサムとバニラ(アブソリュートだと思います)でチュベローズを包み込んだおかげでとてもヴァンプ(妖婦)なセクシーさを感じられる香りとなっているのですが、トップが過ぎると時折ウインナーの香りにも思えてきます・・・。スパイスはあまり感じられないのですが、ウインナーを焼いた時の肉汁のような甘さというかナンと言うか・・・。ラストノートはベンゾインの甘さがチュベローズのココナッツ調の部分を補佐しているのか、アブソリュートそのものよりも生花に近い香りとなって薄れていきます。チュベローズのアブソリュートをしっかりと使用した香水はそれほど多くはありませんが、この価格でこれだけアブソリュートが香ればチュベローズのアブソリュート香がお好きな方には良いのではないでしょうか?
ただ、アブソリュートそのものの雰囲気(特に青さ)としてはAnnick Goutalの方が強いですし、フローラルとしてはLe Jardin Retrouveの方が綺麗です。Palazzo Vecchioのチュベローズもワイルドで個性がありますが、こちらも少し個性的なチュベローズと言えそうですね。僕はEdTの5種よりもこの香りの方が好きです。

(04/01/2011)

 

 

ポスターの中のボトルは透明ですが、実物はイエローカラーです。フルボトルを購入してみたのですが、以前のサンプルとは印象が少し違い、アブソリュート感が薄れてミドル以降の甘さが際立っています。もっと存分にチュベローズのアブソリュートを楽しみたかったので、少しがっかりしてしまったのですが、製造ロットによってかなり香りにばらつきが出てしまうのも天然香料ならではというところ。今回購入した香りはチュベローズというよりもフローラルなアンバーノートが際立って残念は残念なのですが、ラストノートではまたチュベローズが復活して、生花っぽい雰囲気も楽しめるようになりました。「えー?」 と思ってもラストノートまで待ってみるべきですね。

(06/06/2011)

 

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