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Boss Soul / ボス・ソウル


<香 調> フレッシュスパイシーウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、マンダリン、ブラックペッパー、スターアニス、カルダモン
ミドル
メース、ラベンダー、コリアンダー、シナモン
ラスト
サンダルウッド、パチョリ、シダーウッド、モスアコード、バニラアコード、アンバーアコード、ムスクアコード



2005年発売。典型的な現代メンズ香で、香りの変化はさほど大きくはないのですが、とても馴染みやすい香りだと思います。外国人の香りのイメージってこんな感じだなぁ、と思った香りで、スパイシーさに艶やかさを感じます。ラストノートのアコードは全てオフィシャルでは、「モスのような香り」「バニラのような香り」・・・と訳されていましたが、アコードは調和で、そうした香りを作って使用した、ということです。

 



この香りはシャワージェルも併用していたのですが、併用するとやはり香りの持続が増します。もともとそれほど短くはないのですが、少しだけ、ふわりと香ると嬉しいですよね。資生堂のバサラのような少しカッコつけてみたい香り。

(30/10/2006)

 

1/4円の形が天地(キャップの上とボトルの底)で逆になるという、とてもユニークなフォルム。それをパープル系のグレーのグラデーションの色味がとても美しく、ボトルに合っています。これは液体に色がついていてはダメだったのでしょう。

香りはありがちなフゼアから抜け出し、次の一手を考えていたのだろうと思わせるアンバーウッディ系で、たっぷりのアンバーウッディ系香料の中に、少しずついろいろと溶かし込んでいるような調香です。スパイスの中で明確なのはアニスで、アニス調のアンバーウッディを軸に展開されます。極微量のラベンダーとシナモンはメンズらしさを感じさせるために入れられたアイテムなのかもしれませんが、精油感を感じるほど強くはなく、その他の香りも精油感を感じるほど多くはありません。この精油感を感じない程度の調合が全体をフラットにまとめるためのものであり、それを可能にしたのは大量に使いことで威力を発揮する閾値の低い(少量では効果がない)香料たちでした。

フゼアに少し飽きていた消費者たちに受け入れられたのではないかと思いますが、今香ると面白みに欠けていて、その他多くの中の1つという位置にあり、時間と共に廃番となってしまったのでしょう。決して悪くはないけれど、あまり記憶には残らない系の線の細い香り。

(15/10/2021)

 

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