*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Ecusson / エキュッソン


<香 調> フローラルアルデヒド
<仕 様> レディース
<容 量> 25ml、15ml、7.5ml
<濃 度> Parfum extrait

トップ
シチリアンレモン、カシスアブソリュート、アイリス、アルデヒド
ミドル
イランイラン、ゼラニウム、ジャスミン、ヴァイオレットリーフ、カーネーション、ローズ
ラスト
サンダルウッド、ムスク、ベチバー、オークモス、バニラ、パウダリーノート



1946年発売。国によっては47年だったりもしますが、このメーカー最大のヒット作のようです。香りはフローラルアルデヒドで、シャネルのNo5をよりフローラルに柔らかくした感じの香りです。ラストノートは少しパウダリーなアルデヒドが残り、華やかというよりも上品です。タイトルの意味は紋章で、古いポスターがオルラーヌの公式サイトの方に載っています。(ブランドヒストリーの1946年の所)

パルファムはオークションでも高値をつけている知る人ぞ知る香りのようです。ただ、パルファムボトルはこの形ではないので、これはEdTとかEdPなのだと思うのですが、そこそこちゃんと香りは持続しますし主張もしています。パッケージがとても素敵で、海外サイトでも全く同じものを見かけて嬉しくなりました。(proficeでは基本的にパッケージを省略しているのでアップしませんでしたが・・・)

このボトルもかなり古いもののようで、コティの古いボトルのようにスクリュー式のキャップのフラコンタイプになっています。液体は澱が出ているのですが、劣化ではなくて天然香料をしっかり使っていた証です。手のひらに収まる小さなサイズですが、古きよき時代を象徴するクラシカルな香りとして現在はLong Lost Perfumeというブランド名で復刻されているようです。これが正規のライセンス取得での復刻なのかはわかりませんが、これだ堂々と復刻しているとライセンス取得して行っているのかもしれませんね。

(28/04/2008)

パルファムを追記です。というか、濃度がわからなかったものとの比較ですね。結論から言うと違いがあまりありません。パルファムの方もそっくりな香りたちなのですが、おそらく25mlのものはEdP濃度なのだと思い再度調べたところ、この25mlの形のボトルのパルファムも存在していたようです。ツンとしたアルコールの香りも全くないことですし、やはり同じ香りたちということで共にパルファムなのでしょう。劣化香も全く無くとても良い状態の2つの香りなのですが、パウダリーでほの甘いハニーノートの香るフローラルになって落ち着きます。香りの中で際立っているイメージはミモザやエニシダです。それも青いミモザではなくてスイートフローラル調のミモザですので、イランイランやジャスミン調の香りにAnisaldehyde(アニスの香り)を加えてまとめられているのだと思います。ベースのウッデイノートはあまりわからないのですが、時間と共にオークモスは分かるようになってきます。それでもシプレ調というほどの強さではありませんので、最後まで穏やかな小春日和というテイストで消えていきます。

(22/12/2010)

 

 

 

数年を経て、ボトルが増えましたのでまとめてアップしておきます。ボトルたちはどうやら全てがパルファムだということが判明したわけですが、7.5mlのボトルは2つともラベルの表記が違います。そして、キャップの部分はシリコン。25mlのボトルのラベルと7.5mlの片方は全く同じですので、おそらくこの2つは同時期のものなのでしょう。15mlのボトルだけはラベルも古く、ボトルの方にタイトルのシールがあります。そしてキャップは全てガラスであることから、この中では1番古いタイプとなります。

7.5mlのパルファムとこの1番古いタイプとを比較してみたのですが、ミドル以降の香り、特にアルデヒドが抜けてパウダリーなアイリスがムスクに包まれて香る辺りはそっくりです。新しいものの方が寄り明るく感じるくらいの差なのですが、トップに感じたジャスミン調の香りは1番古いものの方が厚みがあって豪華でした。上記のレヴューにも記載していますが、パルファムは今でもオークションに流通しており、eBayでは15mlが2万円ほどとなっています。

 

<Jean d'Albret Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜