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Amour de Palazzo / アムール・ド・パラッツォ



<香 調> スパイシーウッディレザリー
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> Parfum extrait

トップ
ペッパー、ジンジャー、ナツメグ
ミドル
ヴァイオレットアブソリュート、アトラスシダーウッド、レザー、インドネシアンパチョリ、ラブダナム
ラスト
ムスク、ウード、アンバー、パピルス、カストリウム



2012年発売の、ラヴストーリーの最後を飾る3つ目の香り。恋に落ちた2人はヴェネツィア旅行をします。だからタイトルは愛の宮殿。イメージしたのはヴェネツィアのラグーン、古い革の家具、香りに満ちた庭、石造りの建物と水のある風景・・・で、香りはラブダナムの効いたウッディレザリー。

 



1つ目の香りは奥さん、2つ目の香りはお2人・・・だとしたら、これは旦那さんが愛用しそうな香り。でも、男性的かというとそこまでガッシリとはしておらず、女性でも使える柔らかなレザーノートが印象的です。肌に乗せた瞬間はドライで少しパウダリーさを感じさせるスパイスが広がるのですが、すぐにシルクのような柔らかさをもったウッディレザーの香りへと変化していきます。ムエットではラブダナムが印象的に香っていたのですが、肌ではレザーノートの方が顕著で、品の良いオリエンタル香としてまとまっています。そう、かっこいいというよりも、綺麗というよりも、まずは上品。ウードの欠片やカストリウムの欠片がラブダナムと混じって香りながらも決してワイルドになることはなく、ムスクのように肌の上だけで静かに香っているのです。

 



水の都、ヴェネツィアに相応しいかというと少し考えてしまいますが、古い書物の並ぶ夜の裏通り・・・というのはこういうものなのかもしれません。

(06/12/2012)

 

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