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Nea / ネア


<香 調> フロリエンタルグルマン
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 5ml
<濃 度> Parfum extrait

トップ
デーツ、ダヴァナ、ポメグラネイト、パームリーフ、ブラックペッパー
ミドル
サンバックジャスミン、ダマスクローズ、ドライプラム
ラスト
パチョリ、カシュメラン、バニラ、ベンゾイン、カラメル、トンカビーン、アンブロキサン、ムスク



2015年に発売されたLes Whiteシリーズの1つで、テーマはビザンティン帝国。タイトルのネアは新しい教会(La Nea Ekklesia)という意味の記念碑的な建物で、876〜80年にバシレイオス1世によって建造されたもの。(東ローマ帝国マケドニア王朝の初代皇帝)
戦に勝利し続け、様々な建造物が建てられたこの黄金時代を象徴する香りとして選ばれたのはなんとグルマンでした。

宮殿(皇居)の近くにあったというネアですが、宮殿の庭や内部には何があったのか、と想像して作られたようです。トルコというとザクロが思い浮かぶのですが、こちらもザクロの甘酸っぱい香りを生かしたフルーティーオリエンタルとなっています。グルマンというほどストレートに美味しいものではなく、パチョリやスパイスの効いたまさにオリエンタルなフルーツとしてまとめられていて、可愛らしいというテイストの中に少し毒のような雰囲気が見え隠れしているのです。毒殺が多かった時代でもありますが、トップの可愛らしさに惹かれて使うと、ミドル以降びっくりしてしまうような渋い香りが各所に散りばめられており、とてもユニークなテイストとなっています。デーツやプラムのドライフルーツ感よりもザクロが強いため、可愛らしい雰囲気もあるのですが、それだけではないのです。

こちらの調香を担当したのは今、最も注目されている若手調香師のLuca Maffei。彼はこのLes Whiteの中でGarudaも手掛けています。

(28/10/2015)

 

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