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Sampleレビュー

■Beauty missionary (2006年)

2006年11月21日に創業15周年記念として限定で発売されたのがこの香りです。 「超臨界抽出法により、精油を限りなく高い純度で抽出することで、透明な香りを実現。」とのキャッチだったのですが、純度が高くなることとクリアな香りになることは必ずしも一致しないと思うんですけど・・・。しかも透明な香りって

トップ:シャンパン、シチリアンベルガモット、グレープフルーツ、ブラックカラント、ピーチ
ミドル:チュベローズ、ブルーローズ、ブルガリアンローズ、ジャスミン、オレンジブロッサム、ガーデニア
ベース:アイリス、バニラ、サンダルウッド、クリスタルムスク

発売直前にザ・ギンザでムエットを頂いたのですが、その時はブラックカラント系の可愛らしい香りだった気がします。ということでリベンジしたのですが、やはりこれはフルーティーです。ピーチもあるんでしょうけど、可愛らしいフルーツが満載で、ドカッと香ります。シャンパンは全くわからないなぁ。トップノートはエスカーダと見分けが付かないくらいです。そこから今度はグレープフルーツの苦味が出てきて、フローラルと重なります。この辺りの雰囲気はマサキマツシマのマットイエローっぽいかも。「和」のテイストを打ち出した資生堂の香りはとても素敵なものが多いのですが(禅とかむらさきとか)これは2000年頃から続く流行のフルーティーフローラルの延長線上にある香りで、価格のわりには可愛らしさが強すぎる気がします。25mlで2万円ですし・・・。うーん、可愛らしさを演出するのであれば良いと思いますが、だったらこれでなくとも良いんじゃないの? とも感じてしまう香りでした。ただ、ボトルは文句なしで素敵です。ポタッと落ちた水滴が作る造形美という感じがします。(17/03/2008)

 

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