コリアンダーシードの精油希釈です。コリアンダーと言えば日本人に馴染み深いのはパクチーという呼び名です。香料は種から採集されるのですが、この種は乾燥すればするほど、保存期間が長ければ長いほど香りが良くなります。一言で説明するならば、セージにレモンを加えたような感じで、少しセリっぽい感じもしています。セリ科ですもんね。葉や茎からも香料は採集されるのですが、種よりも収油率は低いです。香りは料理に使われるのが本当に納得できるような香りで、東南アジアの料理には欠かせないですよね。僕にとってはとても心地良い香りなのですが、パクチー自体は好き嫌いがわかれるようです。あの葉の食べた食感がダメな人もいるのではないかと思いますが、精油の香りは葉そのものよりもまろやかでハーバルです。

基本的にはメンズフレグランスに使われやすい香料ではありますが、この香り1つだけでも完成度の高い香り(シトラスもハーバルなグリーンもスパイシーさも甘さもあります)ですし、香料自体も高くはないので、すっきりとした夏場のデオドラントを作られるのも良いのかも。

(17/11/2007)