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Rose wood / ローズウッド


<香 調> ウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

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ローズウッド
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ラスト



日本語で書くと紫檀となります。この精油はアマゾン産とのこと。フランス語ではBois de Roseです。1900年代初頭はギアナのカイエンヌ(Cayenne)を産地とした上質なものがたくさんあったそうなのですが、ブラジルが大量生産して価格競争が始まったことで価格は暴落してしまったそうです。国が樹木と精油の保護を行うようになり、コントロールされるようになって安定したのですが、ブラジル産とカイエンヌ産は香気成分に違いがあるそうです。第二次大戦後はゴムの需要が増えたことで、ローズウッドの栽培が追いやられて年々生産量は減少してしまっているそうです。原木をチップにして水蒸気蒸留するそうなのですが、使用後のチップは乾燥させてそのまま燃料になるのだそうです。すごい、完全にリサイクルですね。

単品香料のLinaloolという香料は、この樹木の主成分です。合成のLinaloolと比較すると樹木の精油から取り出したLinaloolの方が温かみを感じるのだそうです。単品香料になっても、合成は天然に近づけないなんて。

ブラジル産のこのローズウッドは、やはりウッディですからおが屑の香りなのですが、シダーウッドに比べると艶やかです。温かみを感じるのは艶やかだから。ローズの香りではないのですが、少しフローラルっぽい香りは感じます。逆にLinaloolの合成香料と比較してみると、中に感じるウッディ要素の度合いが全く違うことがわかります。そもそも別物に感じますね。単品香料と比べると、精油がたった1種でも深みがある、ということが理解できます。

(17/11/2007)

 

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