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Arpege / アルページュ


<香 調> フローラルアルデヒド
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml、7.5ml
<濃 度> EDT、P

トップ
アルデヒド、ベルガモット、ネロリ、ピーチ
ミドル
ジャスミン、ローズ、スズラン、イランイラン
ラスト
サンダルウッド、バニラ、チュベローズ、ベチバー



上の画像のものは1927年発売のアルページュのEDTバージョンだと思います。もともとのアルページュは響きあう(和音)意味で、ジャンヌランバンの娘に向けて作られた香りで、1993年に一度リニューアルされています。ランバンのロゴが母子のシルエットなのは有名ですよね。調香を手がけたのはAndre Fraysseで、香りはフローラルアルデヒドです。1921年に発売されたシャネルのNo.5のヒットを受けて作られたのだと容易に想像できますが、こちらはこれで確立していて衰えない人気の香りです。


もともとのアルページュはブラックボトルとゴールドボトルのコロンとした形なのですが、このオーアルページュのようにスクエアボトルのバージョンも存在していたようです。(パルファムもありました)もともとのこのスクエアボトルはランバンのクラシックな形ですので、こちらの方が先だったのかもしれませんね。ただ、手元にある香水はそれほど古いものではないと思いますが。香りはもちろんリニューアル後のものだと思います。

香りはふくよかなフローラルアルデヒドで、シャネルよりもアルデヒドが少し控えめ、フローラル強めという感じを受けます。フローラルが豪華で重厚なので迫力のある香りです。シャネルの方がクリアで洗練された感じ。クラシカルな厚みを持った香りですので、ともすればおば様香と捕らえられてしまいそうですが、往年のゲランやキャロンのパルファムを愛用される上級者には変わらずに受け入れられる落ち着く香りだと思います。ベースはパチョリとかありそうで、フローラルがひと段落するとセクシーなオリエンタルさが広がります。なんとなくシャネルのNo.5にゲランのオポポナックスベースを加えたような香りになって落ち着きます・・・良いとこ取り?でも、香りはパルファムではありませんから軽やかに消えていきます。(持続は2、3時間)

(22/06/2009)

EDPとの比較です。EDPの方がやはり香りが濃くて輪郭がはっきりとしていますね。持続ももちろんEDPの方が長く、EDTの方が軽やかです。ただ、基本的には濃度の違いだけでミドル以降の雰囲気はそっくりですから単純に濃度の違いで選ばれると良いのではないでしょうか。

(25/02/2010)

EdTとEdPの比較を上記に記しましたが、パルファムはまた少し違います。単純に濃度の違いではなくまずアルデヒドが薄いのです。アルデヒドが控えめな分強く前に出てくるのがベースノートで、柔らかな甘さを持ったジャスミンローズウッディムスクを経てラブダナム系のアンバーグリスノートに落ち着きます。EdTの方がベースノートが軽やかで、パルファムの方が甘さも落ち着いています。基本的な構成は同じだと思うのですが、やはり濃度の違いだけあってまろやかで柔らかいのがパルファムですね。

(04/10/2011)

 

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