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Tubereuse 40 / チュベローズ 40


<香 調> フローラルムスク
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
アンブレットアブソリュート、ベルガモット、タンジェリン、シダーウッド、ジャスミンアブソリュート、オレンジブロッサムアブソリュート、ミモザアブソリュート、オークモスアブソリュート、ぺティグレン、センティフォリアローズ、チュベローズアブソリュート、サンダルウッド、ムスク
ミドル
ラスト



 

2006年発売。各都市の出店を機に発売されるシリーズのNYバージョンです。NY限定の香りとして発売されたのですが、もともとは彼らがブランドを立ち上げる前にパリのナイトクラブで出会った女優が関与しています。当時、ソフィアコッポラ監督の映画マリーアントワネットの撮影をしていたKirsten Dunstとナイトクラブで知り合ったのがきっかけだったそうです。マリーアントワネットはルイ15世やメディチ家のカトリーヌなどと同じく自身の専属調香師を抱えていました。その役をするのであれば、僕らが専属の調香師として香りを作ってあげるよ・・・ということで、彼女の好きな香りを作り上げたのだそうです。マリーアントワネットの愛したローズやヴァイオレットではなく、飽くまでもKirsten Dunstの好きなフローラルムスクになっているわけですが。

そんなストーリーのある香りがNY限定の香りとして発売されています。EDPではあるものの濃度的にはパルファムと言える30パーセント。各都市の限定品というのは各都市でしか発売されていないので他の国では買えないのですが、この秋に伊勢丹出店1周年ということで9/2より新宿伊勢丹で限定30本のみ発売されることになりました。

 



香りはトップからすっきりと広がるシトラスコロンというか、オレンジブロッサムのコロンです。いくら濃度が高くても香りはコロンですっきり爽快なのですが、しばらくしてシトラスが薄れてくると下の方から微かにチュベローズの残り香がムスクに包まれて香りだします。いわゆるチュベローズの生花っぽさ、華やかさを期待すると裏切られるチュベローズなのですが、仄かな甘さと柔らかさをムスクと共に奏でています。チュベローズの精油の中でも比較的綺麗めなものを使用しているのか、アブソリュート系香料を贅沢に使用しているわりにはすっきりと綺麗になっています。(アブソリュートばかりなので香料だけでかなり高価であることが分かります・・・)ローズもオークモスもシダーウッドも全くわかりませんが、ムスクはかなり強く入っているようで、7時間ほどフローラルムスクが続きますから、柔らかなフローラルムスクがお好きな方にはおススメです。

 



系統で言うと、今年発売されたプラダのフルール・ド・ランジュに似ています。ただ、濃度的にしっかりとしているのはもちろんLe Laboの方なのですが。フルール・ド・ランジュの質を良くしてムスクをどっさりと投入したらこういう香りになるのかもしれない・・・という感じですね。チュベローズというよりも、ネロリムスク系と言う方がイメージには合うのかもしれません。価格も立派で50mlが28,350円なのですが、それでも予約だけで完売してしまうと思います。

(03/08/2009)

 

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