タイトルはサトウキビの意味です。収穫期になると農園一帯に漂う幸せな香り。

確かに甘いグルマン系の香りなのですが、パイナップルが香るんですよ。結構利いています。サトウキビの甘さとか砂糖の甘さということで、バニラではないんですよ。バニラのベタついた「おいしそうな香り」ではなく、どちらかというともっとさっぱりしています。さっぱりというより、さらりとしている感じですね。トップからミドルにかけてはパイナップルがジューシーに香りますが、ミドル移行はすっかり消えてしまいますので、その後からがサトウキビの出番です。ほんのりと甘い柔らかな香りがラストノートは続くのですが、この甘さはバニラではありません。少しキャラメルっぽい苦味というか香ばしさを感じるのがきっとブラウンシュガー(黒糖)なんだろうなぁ。

実際に、農家の方々がサトウキビを搾って煮詰めている時って、こういう香りが広がっているのかな、なんて想像しながら楽しめる香りですね。

(08/08/2007)