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Lady Longchamp / レディロンシャン


<香 調> フローラルアルデヒド
<仕 様> レディース
<容 量> 100ml
<濃 度> EDC

トップ
不明
ミドル
ラスト



1989年に日本の子会社が設立されたそうですが、日本語のシールがあること、そこに記載されている表記が現在の住所ではないことからおそらく設立後に輸入された90年代の商品だと思われます。2001年にロンシャンジャパン株式会社が設立されているのですが、その後の製品ではないと思います。ボトルの簡素さが80、90年代風なんですよ。

香りはもう劣化している部分があるので正式にはわからないのですが、少しシプレ調のフローラルアルデヒドです。トップから結構フローラルブーケだなぁ・・・と感じるフローラルノートとアルデヒドが香り、そこから時間と共に少しシプレ調に変化していきます、コロンなので変化も早くて軽いのですが、シプレ調のベースがあるために持続は2時間ほどしてくれますよ。印象としてはPrince MatchabelliのWind Songをフローラルブーケ調にした感じで、コロンの軽さと全体的な雰囲気が似ています。(香りそのものではなくて作りのテイストというか)

この香水の面白いところは情報がどこを探しても全く存在しまい、ということです。まるで香水など発売したことがないかのように歴史から抹消されているのです。それどころか今のオフィシャルサイトでは、「溶剤やアルコールを含む香水は皮を傷めますのでご注意下さい」なんて皮製品に香水は危険だという表記までされているんですよ。自社製品のラインナップに香水が存在していたらとても書けない注意書きなのに。ということで、ある意味とても貴重なものになってしまっているようです。

(25/10/2010)


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