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Sampleレヴュー

■Musk for Her (2006年)

EDTはクリアボトルの中に真っ黒がある感じなのに対し、こちらは全体的に真っ黒です。

ハニーフラワー、太陽のムスク、オレンジブロッサム、オスマンサス、アンバリン、タクティールムスク、タクティールウッド、ベチバー

タクティールとは「感触の良い」のような意味で、肌触りの良いムスクみたいな意味でしょうか。 シルクの手触りのような暖かさ、艶やかさを表現した香りなのでしょうか。発売時期よりも今の方が人気が出そうなムスクです。ムスク製品花盛りとなってきましたが、この香りはオイルなので1滴で肌にしっとりと馴染んでいきます。華やかな香りではないですし、オスマンサスっぽさもハニーノートもオレンジブロッサムさえも控えめなムスクオイルになっています。少しアニマリックなムスクも加わっているのだと思うのですが、オイル独特の香りがセクシーさを増しています。ミドル以降は本当にムスクだけがしっとりと香りますからムスク好きには良いのでしょうが、ちょっと単調に思われる方はこのブランドの香りの下地としてオイルを付けて重ねてあげた方が使い安いのではないかと思います。(20/12/2008)


■Narciso Rodriguez for Him (2007年)


満を持して発売された初めてのメンズ。この発売の後にMusc For Himが発売されました。80年代のヒット作であるドラッカーノワールやクールウォーター、クーロス、サントス、キセリュズなんかにインスパイアされたという香りで、調香は調香はFrancis Kurkdjian

トップ:ヴァイオレットリーフ、アロマティックノート
ミドル:ホワイトムスク
ベース:パチョリ、アンバー

とにかく無駄のないスタイリッシュなボトルが大好きで、レディースのボトルも素敵です。メンズはグレイなボトルになっていて香りはフゼアです。かなり期待していた香りだったのですが、イメージとしてはマリンノートが出ていて意外でした。アロマティックノートの中にケミカルなアクア系ノートが入っているようです。ヴァイオレットリーフの中の瓜っぽいツンとした香りもそう感じてしまう理由なのでしょうけど。香りは確かに往年のメンズ系で使う人によってセクシーにもスタイリッシュにも印象を変えそうですが、日本人だと比較的ありがちな香りとして埋もれてしまいそうです。ヒューゴボスのようなアパレル系にも多いですし、香りのインパクトがありませんから。 ミドルがムスクという意外な調香なのですが、あまりムスキーノートは出てきません。パチョリとアンバーは30分後くらいから現れるとのことですが、それもあまり強くは出てこないのでサマーフレグランスという感じの軽さというか透き通った感のある香りなんですよ。エゴイストプラチナムのラベンダーをヴァイオレットリーフに置き換えたような感じかも。(20/12/2008)

 

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