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Ege / エゲ


<香 調> アロマティックマリン
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ユズ、ヴァイオレットリーフ、アニス
ミドル
バジル、グリーンカルダモン、ミント
ラスト
フランキンセンス、リコリス



2020年11月発売で、No Boundariesに加わった香り。それはトルコ語でEge、ギリシア語でΑιγíοと書く、エーゲ海をテーマとした香りとなりました。ボトルはエーゲ海のブルーに、そしてラベルではなくボトルへのプリントとなりました。

 

 

コロナ禍で地震による大きな被害を受けたエーゲ海沿岸。冬が迫る中で毛布や衛生用品が足りないとニュースになっていたイズミルの支援団体に、速攻で募金をしたのは11月初旬のことでした。 この香りはエーゲ海を訪れる人たちの夏の思い出を呼び起こす香りとして作られたため、マリンフレグランスとなりました。エーゲ海はギリシアからトルコにかけて広がっているわけですが、ボトルの下部に記された地名はイズミルでした。イズミルはトルコ屈指のリゾート地であり、バスで少し出かけるだけでエフェソスの遺跡があったり、小さいながらもとても楽しめる場所です。

 

 

そう言えば、店先にたくさんのスパイスやキノコがぶら下がっていたなぁ、と思い出しながら香りを試すと、強いマリンノートがバジルやスパイスと共になんとも懐かしく広がります。それは90年代に世界を旋風したジバンシイっぽいテイストなので、好き嫌いは分かれてしまうと思いますが、イズミルの思い出が鮮やかに浮かぶのであれば、それで良いのです。トップでは柚子が爽やかに弾けますが、香りはすぐにアロマティックなフレッシュマリンへと変化します。もっともっとアニスが強いと想像していたのは、「エーゲ海でアニス酒を飲む午後の香り」というのがサブテーマだったから。トルコの白濁酒、Raki。それは水を入れることで白濁する度数の強いお酒で、ギリシアやブルガリアなどでも親しまれているアニス酒です。イタリアでもサンブーカ、フランスではパスティスというアニス酒がありますが、それぞれ少しずつ入っているハーブが違うようです。でも、全てアニス酒。そんなアニス酒の香りはあまりせず、マリンノートばかりが際立つ・・・と思っていたら、最後の最後の残り香がアニス酒になったのでした。

 

 

今回、調香を担当したのは初めてのIlias Ermenidis氏。ISIPCAを卒業して初めてFirmenichに就職したという方で、その後35年間調香師として多くの香りを作り続けているシニアパフューマーです。香りのほとんどはファッションフレグランスで、Givenchyもいくつか手がけています。ただ、どうして彼がこの香りの調香に選ばれたのか。それは彼の父親がトルコに香水会社を持っており、小さな頃からトルコに親しんでいたこと。そして何よりも、彼はギリシア人パフューマーなのです。そう、誰よりもエーゲ海を知る方だったのです。そしてトルコにも明るい。

3年前に訪れた時の写真を見返しながら香りを試していたのですが、あの時あの場所でアニス酒を飲まずにワインや地ビールばかりを飲んでいたことが悔やまれます。・・・ならばまた行くしかない。その時は必ず、Egeをイズミルで試し、どれほど空気に馴染むものなのかを試したい。

 

 

今回初めて、オフィシャル映像が作られました。これはその中のEgeのシーン。ちょっと香りのイメージとは違いますが、いろいろなシーンへと想像が広がります。

(28/12/2020)

 

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