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Blu di Provanza / ブルー・ディ・プロヴァンツァ


<香 調> オリエンタル
<仕 様> メンズ
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
ラベンダー、ヴァージニアシダーウッド、ハイチベチバー、ホワイトムスク、インディアンアンバー
ミドル
ラスト



2010年発売の4つのCollezione Privata(プライベートコレクション)の中の1つで、イタリア語で青きプロヴァンスと名づけられた香り。4種のEdTは春夏秋冬を表現しているのですが、その中でのこの香りは夏(初夏)ですね。ラベンダーカラーで初夏のプロヴァンスを表現しているでしょうけど、香りはフゼアというほどフゼアではないアンバーラベンダーです。シダーウッドもどっしりと渋くはなく、ベチバーも主張するほど強くはなく、基本的な軸はアンバーラベンダーで続くのがムスクかな、という感じです。アンバーラベンダーはCaronのPour hommeが思い浮かびますが、Caronの方がラベンダーが強くて香りを存分に楽しむことが出来ます。こちらはEdT濃度に相応しい軽さを持った香りで、薄いヴェールのようなアンバーノートが肌に残ります。でも、肌に乗せて10分ほどでラストノートになってしまいますので、本当に夏向きな軽さに仕上げているのかもしれません。このアンバーノートはアンバーグリスではなくてスイートレジンノートのアンバーですので、トニック香が苦手だったり、少しユニセックスなメンズ香を好まれる方に良さそうです。

(19/10/2011)

 

 

久しぶりの肌での香りは、上記のレヴューそのものでした。ラベンダーが精油よりも洗練された形でクリアに広がり、ラベンダーを束の間楽しむと、香りはそこから少しオイリーに感じられるアンバーノートへと変化してきいます。それでもラベンダーはもともと持続が長くはなく、あっさりとトップで消えていくものが多いため、オリエンタルなアンバーとウッディノートがムスクと共に薄く肌に残るラストノートへと、すぐに変化して落ち着いてしまいます。少し物足りなさを感じるラベンダー部分です。これがCaronになると、ラベンダーアブソリュートがラベンダーの精油と共に使用されているため、厚みも持続も長いんですよね。もちろん、さっぱり軽く使いたいのか、しっかり楽しみたいのか、使う場面はそれぞれだと思いますが、少しトップがあっさりしすぎかな、という印象でした。

(18/06/2021)


 

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