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Aurea / アウレア


<香 調> シトラスアロマティック
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 7.5ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
グレープフルーツ、ライム、ユズ、ライチ
ミドル
ジンジャー、ミント、マートル、ジュニパー
ラスト
アンバーグリス、サフラン、トンカビーン、シダーウッド



ローマ帝国第5代皇帝ネロが建設した大宮殿、Domus Aureaがタイトルとなりました。ラテン語でGolden Houseの意味を持つ宮殿は、広大な敷地に機械仕掛けで回転するドーム型の天井や、川や池も配された庭園が造られたものの、ネロの死後に焼失し、後の皇帝に埋められてしまった。現在遺跡として残っている宮殿の壁画や彫刻はルネサンス期の芸術家たちに大きな影響を与えたとされています。もちろんラファエロもそうで、洞窟のようなこの遺跡の中で長い時間を過ごしたそう。

 

 

何ともフレッシュでジューシーなシトラスノートで幕開けです。グレープフルーツによって補強された、ユズらしいピール感をわずかに感じるシトラスノート。ライチのフルーティーノートは強くはなく、どこかマリンノートに通じるフレッシュなアロマティックノートが広がります。ベースのウッディノートは少しオリエンタル調ではあるものの、フレッシュなアロマティックノートによって軽やかに香り、オリエンタルというほどの重さは感じられません。

 

 

宮殿のどの部分を切り取ったのかによって香りは様々に変化していくわけですが、まだ一般公開されていなかった時代にラファエロは地下通路に入り、当時からネロの宮殿であったことを知っていたそう。陽の光が入らない内部のひんやりとした空気感、静けさを、壁に残された壁画を見ながら楽しむラファエロの姿に重ねて楽しんでみてはいかがでしょうか。皇帝ネロがテーマだったとしたら、ローズは欠かせないだろうし、もっと狂気を感じるものだったことでしょう。

(18/07/2022)

 

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