*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

La Rhapsodie Noire / ラ・ラプソディー・ノワール


<香 調> フゼアオリエンタル
<仕 様> メンズ
<容 量> 15ml
<濃 度> EDP

トップ
クラリセージ、ラベンダー、ミモザ、エニシダ、サンバックジャスミン
ミドル
コーヒー、ラム、シガー
ラスト
パチョリ、オークモス、オークウッド、ベチバー、サンダルウッド、トンカビーン、バニラ



2022年11月5日、フランス時間で19:00にオンラインで公開された新作。関係者には事前にキットと当日のアカウントが配布されました。この手法も数度目ということでとてもスムーズで、事前にタイトルや内容をリークする(早まって公開してしまう)人は誰一人おらず、シークレットが保たれています。

 

 

今回用意されたキットは、フゼアアコード、ウッディアコード、グルマンアコードの3種で、香りはメンズのフゼアオリエンタルとなりました。ある夜、セーヌ川のシテ島にかかるPont Neuf(ポンヌフ橋)を渡っていた時、George GershwinのRhapsody in Blueが聴こえたような気がして立ち止まった。そこで思いついたのが1920年代のCity of Lightだったのだそう。1920年代のパリは狂乱の時代と呼ばるほど芸術も文化も花開き、1921年と言えばNo.5が発売された年でもあります。CaronやGuerlainなども大盛況だった頃のパリに思いを馳せた香り。

 

 

コーヒーとラム、タバコの香りは1920年代のパリのカフェの様子を表現しているそう。香りはコーヒーの効いたオリエンタルフゼアですが、甘さに透明感があることと、ラベンダーが弱めに配してあることで、トップを過ぎれば少しユニセックスな印象を受けます。ミモザ、エニシダ、サンバックジャスミンなどの香りはそれとわかるほど強くはなく、基本的にはコーヒーのオリエンタルウッディが軸にあり、甘苦いオークウッドがコーヒーと重なりながらラストノートへと導かれ、最後は甘苦いオークウッドがグルマンノートと共に肌に残ります。

 

 

パーツとしてのフゼアは清々しいラベンダーとクラリセージのコンビネーション、ウッディはカラメルで始まるオイリーなウッディノートで、グルマンはクマリンではなくトンカビーンが効いた少しスモーキーにも感じられるカラメルバニラな香りでした。ファーバルサムの甘く苦いテイストよりもコーヒーとオークウッドの方が軽やかなのですが、その分をバニラとトンカビーンで抑えた、という印象を受けます。

(07/11/2022)

 

<Parfums Dusita Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜