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Prada EDP tendre / プラダ・オードパルファム・テンダー


<香 調> フレッシュウッディオリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDP

トップ
レモン、マンダリンオレンジ、ネロリ、ベルガモット
ミドル
カルダモン、マテ、サンバックジャスミン、フレンチプラム、ベチバー
ラスト
サンダルウッド、パチョリ、ヴァージニアシダーウッド、ラブダナム、ベンゾイン



2006年発売で、アジア向けにライトにしたフランカー。確かに香りはライトになっており、ウッディが優しい雰囲気になっています。パウダリーさも樹脂系の香りも、アンバーもほとんどが姿を潜め、シトラスとスパイスとウッディが強すぎずに絡み合っている様子です。時間と共にウッディが強く出てきますが、強い印象ではなくてとても柔らかですね。ラブダナムとベンゾインはほとんどわからないのでアンバーっぽさは感じません。甘さがないということもアジア系にしたということなのでしょうね。

ただ、ボトルの上にはフレンチラブダナム、インドネシアンパチョリ、シャムベンゾイン、インディアンサンダルウッドが記載されています。この香りがプラダのアンバーなのかもしれないのですが、通常のラブダナム、ベンゾインを組み合わせたアンバー香とは違います。

(21/07/2008)

たっぷりのシトラスに軽やかなオリエンタルウッディを合わせたフランカーでした。オリジナルを香ると全く違うタイプのアンバーで、重さは全く感じられませんので、かなりフレッシュさを意識したのでしょう。ベースの割合はとても少なく、全体を通じてフレッシュノートとシンプルで軽やかなウッディノートが全てをリフトアップして軽やかにしていることがわかります。フローラルノートやスパイスは存在感を出さず、たっぷりのシトラスノートがけん引されて広がります。このシトラスノートが続く辺り、シトラス系の合成香料が持続を与えているようにも感じられます。

ウッディオリエンタルにカテゴライズしては申し訳ないほどのオリエンタルさで、ゼラニウムやラベンダーが加わったらそれだけでフレッシュフゼアになりそうなテイストです。逆に男性の方が使うやすいのではないでしょうか。

プラダのオリジナルアンバーもこのテンダーも、共にスプレー不良でプッシュが出来なくなりました。それはスプレー部分のスプリングが機能しなくなっていたことが要因だと思いますが、使えなくなり解体するほかありませんので、古いものをそのままにしていたり、古いものを新たに購入される際はどうぞご確認を。

(07/11/2023)

 

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