2004年発売。 自身のスタイルを作り出す今を生きる女性に向けた香りで、Firmenich社のHarry FremontとRichard Herpinが調香を担当しています。香りはトップに瑞々しいフローラルが、ミドルに華やかなフローラルが、ベースにあるスエードがポイントとなっているようなのですが、付けた瞬間から香るのは少し瓜系のツンとしたさっぱり感があるフローラルです。セクシーだったり華やかというものではなくてサマーフレグランスとして使いたいくらいの軽さを持ったEDPになっています。きっとトップのヴァイオレットリーブスが強く出ているのだと思いますが、同時に少し渋さをパチョリが出しています。可愛らしさも持っているのですが、ウッディが出ているので少し芯の強いキリリとした雰囲気にも思えます。甘さがそれほど出ていないのも特徴ですね。

香りはやはり瓜系の香りがしていますが、次第にムスクが出てきて柔らかなフローラルムスクになっていきます。ミドルにあるガーデニアやチュベローズがそれらしく香りませんでした。マグノリアっぽい雰囲気はしますが、ジャスミンもホワイトフローラルブーケという印象になっていて一つ一つがはっきりとはしません。決してクセの強い香りではないので幅広く使えそうな香りですよ。

(14/07/2008)