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White Camellia / ホワイトカメリア


<香 調> フレッシュフローラル
<仕 様> レディース

<容 量> 50ml

<濃 度> EDP

トップ
マンダリン、ブラックカラント、ジャスミン
ミドル
グリーンノート、ローズ、ピオニー、ゼラニウム
ラスト
サンダルウッド、アンバー、ムスク



1998年発売。どこかのサイトで「日本のくちなしにぴったりのイメージ」と見かけましたが、ガーデニアは微塵も感じられません。これはトップが瓜系の香りで、全くガーデニアの香りではなくホワイトフローラルです。全体的には優しい香りですね。カメリアははツバキのことで、白椿をテーマとした香りになります。 どうしても瓜系の要素が強いと他の香料が負けてしまって印象が「瓜系」になってしまいがちなのですが、この香りも少し瓜系追いやられた感じですが、夏に使えるさっぱりホワイトフローラルとなっています。ボトルは外側がとても大きいのですが、しずくのようなボトルが更に中に入っていて、二重のつくりになっています。実際に香水が入っているのは中心部のみなのです。

(07/07/2006)

 

 

偶然にも白椿を飾ることになったため、思い出して撮影をしたのでした。あぁ、あの頃に大流行したホワイトフローラルトーンだ・・・と瞬時に感じられる香りで、瓜系というよりも合成のフレッシュフローラルノートがとても多く入っているため、アクアティックに、瓜系に感じられていたのでしょう。でもこれはアクアティックな香りではなくフレッシュノートです。トップにあるはずのブラックカラントは感じられず、グリーンノートも強くはなく、逆にミドルからはムスクが強くなってくるのですが、透明感のあるホワイトフローラルノートは、スタージャスミンの生花を思わせます。

1つ1つのフローラルノートやピラミッドに記載のある香料たちが1つとして明確にわからないとなると、それはそれでバランスを取るのがとても難しいものだと思うのですが、香料にも流行があり、調香にも流行があったりしますので、時代の流れの中で少し古いタイプ、あの頃感を感じてしまうものになってしまったことは確かです。

(22/04/2021)

 

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