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Jasmin de Nuit / ジャスマン・ド・ニュイ


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 90ml
<濃 度> EDT

トップ
スターアニス、ベルガモット、マンダリン
ミドル
ジャスミン、シナモン、カルダモン
ラスト
サンダルウッド、アンバー、パチョリ、(ムスク)



2005年発売の香りで、このブランドの中では始めて娘のCeline Ellenaが手がけた香りとなります。これ以降の作品はセリーヌによる調香のものが増えていきます。

香りはジャスミンを軸に、アニスが利いています。ムエットの印象ではスパイスが香っていたのですが、肌ではジャスミンが強く出ていて、アニスとジャスミンの印象が強いですね。もう少しスパイスが香ってくれるとステキなのですが、季節によるのかもしれないです。通常のジャスミン香水と違うのは、ジャスミンをメインとしながらも、ジャスミン以外の香りが香っていること。ジャスミン香水はジャスミンを強くしがちです。この香りは、ジャスミンさをしっかりと出しつつも、個性的な香りで周りを固め、単調ではない楽しさを感じる香りとなっています。甘さを出すのにスターアニスにしているのがポイントなんだろうなぁ。時間が経つとジャスミンが薄れてきてハニーアンバーが強まります。今度は優しい甘さが広がっていき、ジャスミンはヴェールのようになっていきます。最後は消えていくのかと思いきや、随分長い間ジャスミンの残り香が続きます。ウッディも強く香りすぎず、最後まで優しい香りですね。

香りもいろいろと組み合わせて複雑なのですが、メインとなっている調香は上に記載した香りです。( )内のものはボトルに直接記載されている調香です。

(21/06/2007)

 

久しぶりに香りをチェックしたら、少し印象が変わっていました。トップでは少しスパイシーさが出ているものの、香りの軸はハニーアンバーにスパイシーシトラスといった感じです。なかなかジャスミンのそれらしさが出てこないのですが、実はかなりのインドールを投入しているようで、臭気に感じられるギリギリの過剰投入なインドールでセクシーさを補填しているようです。ジャスミンは天然香料ではなく調合で、ラストノートまでフロリエンタルさが貫いていますが、この香りの中にあるフローラルノートはやはりジャスミンなのです。沢山のエッセンスでジャスミンを包み込んでしまった、というジャスミンと言いながらも他の香りを強く感じてしまう点は上記のレヴュー時とかわっていません。

(22/05/2013)

 

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