ボトルの中央が透けて見えていて凹んだ感じになっている、セクシーな形状になってるあたりが下着ブランドならではでしょうか。香りはセンシュアルフローラルで、某所では、水のような透明感と布を纏うような軽やかさのフレッシュフローラルと書いてありましたが、単なるアクアフローラルではないです。一言で言うと瓜系なんですけど。キーノートはフリージアとウォーターヒヤシンス、マダガスカルジャスミンですね。 まったくもって、夏に活躍する香りです。通常、こういった香りは持続がそれほど良くないのですが、これはEDPだけあって長く香ります。持続のすごいある瓜系ってなかなか無かったのでちょっとびっくりした香りです。レディースですけど、これくらいのフローラルだったらユニセックスで使用しても許される範囲内だと思います。

(15/07/2006)

久しぶりに見たら、何この既視感・・・と。それはStrenesse Gabriele Strehleがそっくりだったのでした。ボトルの高さも径も同じですので、基本的な金型は似ていたのでしょう。でも、サイドのカット具合が違いますので金型は別です。BodyはそれこそBodyというタイトルのように両腰がくびれたように、ボトルをつまんだ形となっています。その部分がすりガラスではなく透明で、液体が見える形となっているのです。

香りは確かに、あの頃大ヒットしていた懐かしい香り。瓜系の瑞々しい香りがアクアティックなフローラルとなって広がるのですが、トップのグリーンノートが少しビターでキリリと引き締めています。後はただただフレッシュフローラルムスクとなっていくだけのシンプルさで、サンダルウッドは強くはありません。少しウッディノートに感じられるのはサンダルウッドではなくフリージアに含まれているヴァイオレット調のウッディノートで、透明感のあるスイートムスクへと変化して消えていきます。とてもアメリカらしいシンプルで明るく、溌剌とした香りです。今では全く見られなくなった系統なのですが、いつかは一周してリバイバルヒットする日が来るのかもしれません。

(25/12/2023)