2001年発売で調香はJean Claude Delville。しっかりメンズもあるんです。下着自体もあるのかはわかりませんが、香りだけはあります。しかも、Very Sexy For Himと、Very Sexy For Him 2という なんとも安易なタイトルの2タイプが出ています。

ライムっぽい香りとセージとベチバーのハーブっぽい香りが男性的に広がり、さっぱりとしたセクシーさを出してます。甘さがない分、オールシーズン行けそうですね。メンズの中では比較的オーソドックスですが、似合いそうなのはやはり20代後半から30代でしょう。ボトルも形状が面白いとか、色とか変化球的なものではなくて、かっちりとした佇まいのかっこ良さがデザインから感じられます。

(15/07/2006)

メタリックキャップあるあるなのですが、経年の劣化というか汚れのようになり、何をしても消えません。このメタリックな部分が美しいままであれば、シンプルでクールなデザインで良いのですが。かぶせるタイプのキャップを外すと、何のことはない普通のスクエアボトルが現れます。キャップだけでデザインを変えるというのは、既製品ボトルで差別化できますから、低価格に抑えるアイデアです。

香りは、シトラスアロマティックとしか言いようがない、いつの時代もありがちなメンズ香です。それでも、この香りわ再現するとなると手が止まるという、フレッシュノートとシトラス系の合成香料を熟知していないと作り出せない香りでもあります。ムスクは排除されているわけではなく薄く感じられるのですが、肌に強く残るほどの量ではありません。20年前の商品ですが、この20年でファッション系のブランド以外は香りのジェンダーレス化が進みました。For Himというタイトルも減りましたよね。それでも、Very Sexyというタイトルは、聞かれたら困りそうです。

(17/03/2021)