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XJ17/17

自然と人間の調和をテーマに自然界でもとても貴重な天然香料惜しげなく使用し、グラースの調香師たちが香水として作り上げた香りのシリーズで、香料も豪華ですがボトルも豪華です。「100%天然香料使用」などと嘘ぶかないところが素敵で、ちゃんと合成香料を使用して美しくまとめています。母なる自然、大地をムラノのクリスタルに閉じ込めた製品はなんと50mlが驚きの1,625ユーロ!! 1番安いストーンラベルタイプでも100mlのEdPが500ユーロと高価です。


■Richwood (2010年)

マイソール産のサンダルウッドを軸としたタイトル通り、リッチなウッディノートがテーマ。でもそこにはダークなローズがアイリスと共に見え隠れ。

トップ:マンダリンピール、カラブリアンベルガモット、グレープフルーツ
ミドル:アイリス、カシスバッド、ダマスクローズ
ベース:パチョリ、マイソールサンダルウッド、バニラアブソリュート、ムスク、ラブダナム

タイトルに偽りなしのリッチにウッディノートです。トップこそシトラスノートが香りますが、すぐに鳴りを潜めて柔らかでクリーミーなウッディノートが広がります。少しフルーティーさもありますが、アイリスとサンダルウッドが甘く香る様子はメンズではなくてレディースにも思えてきます。ラストノートはスイートムスクとなって消えていくのですが、こういった繊細なテイストはとても日本人好みな香りだと思いますよ。時間が経てば経つほどサンダルウッドの質の良さか際立ち、豊かさを増して香りますので、サンダルウッドが豪華で豊かに香る、というのが1番のポイントだと思います。(02/05/2012)


■Damarose (2010年)

クラシカルなシプレローズを豪華に豪華に作ったらどうなるのか・・・を、追求したような豪華な調香でお目見えしたローズファンにはたまらないシプレローズの香り。

トップ:レモン、ベルガモット、フリージア、レッドフルーツ
ミドル:ライラック、サンバックジャスミンアブソリュート、トルコローズアブソリュート、イランイラン、アイリス
ベース:マイソールサンダルウッド、パチョリ、ベチバー、ローズウッド、バニラ、アンバーグリス、ムスク

香りは確かにシプレローズです。往年のフランス香水を彷彿とさせる、それこそ豪華なマリーアントワネット風の厚みを感じるシプレローズです。ただ、使いにくいというほどシプレは強くはなくモダンなシプレに留まっており、時間と共に様々なフローラルが香りだすためにミドル以降はフローラルブーケ感が強くなります。沢山の香りで組まれているわりにはバラバラに香らずに1つのブーケとなっており、まとまりの良い香りとなって広がり、時間と共にやがてアニス調のほんのりとした甘さ(ライラックノート)と共にスイートシプレウッディへと変化して落ち着いていきます。時間と共に香りがきちんと変化していく様子を楽しめる香りです。(02/05/2012)


■Irisss (2007年)

天然香料の中でも一際高価なアイリスバターを使用したパウダリーさをテーマとしたアイリスの香り。
世にあるパウダリーな香水の中でも最も豪華なのではないでしょうか。

トップ:ベルガモット、キャロットシード、カーネーション
ミドル:アイリス、ローズアブソリュート、ジャスミンアブソリュート、イランイラン、ヴァイオレットリーフ
ベース:ベチバー、シダーウッド、ベンゾイン、ムスク、フランキンセンス

アイリスやキャロットシードの香りが大好きな方にはスマッシュヒットな香りだと思います。Honore des PresのI Love Les Carottesのアイリスを豪華にして濃厚にした香りで、I Love Les Carottesよりもアイリスが強い分フェミニンで優しく香ります。トップノートでキャロットシードが香るものの、飽くまでもテーマはアイリスなのです。少しずつ少しずつ、様々なエッセンスが加わり、小麦粉のようなアイリスの香りがフェミニンな柔らかさを感じさせてくれます。アイリスが薄れる頃にシダーウッド調のウッディノートへと変化していくのですが、最後まで日本人好みな儚げテイストで消えていきます。(01/05/2012)


■Homme (2007年)

レザーとウッディノートで高貴さをイメージしたメンズの香り。

トップ:ベルガモット、ライム、オレンジ、タンジェリン、グレープフルーツ
ミドル:クローヴ、ラベンダー、イランイラン、ブルガリアンローズ、アイリス、カーネーション
ベース:レザーアコード、ベチバー、アトラスシダーウッド、バニラ、アンバー

天然香料で表現したレザーアコードはバーチタールやケードの焦げたスモーキーさを利用したもので、スモーキーなウッディノートがラベンダーやアイリスと共に香ります。スモーキーな部分がクローヴと共に香ることで少し引き締まった感じがしますが、全体としては温和さを感じるほどの穏やかさを持っています。フローラルノートも感じることは感じるのですが、スモーキーなタール香がありますから、メンズという範囲をしっかりと守っています。(01/05/2012)


■Elle (2007年)

フローラルのくくりにありながら、アンバーウディに歪んでいくレディースの香り。Hommeに対しては通常Femmeですが、Elleとしたところがポイント。(Womanではなく少し軽めな英語で言うSheのイメージです)

トップ:ベルガモット、ネロリ、ガルバナム
ミドル:ジャスミン、ブルガリアンローズ、アイリス、パチョリ、イランイラン
ベース:バーチウッド、クマリン、アンバー、ムスク、トンキフォラバーム、シャムベンゾイン、ソマリアンオポポナックス

ガルバナムが本当に入っているのか分からないほど微量なアクセントになっているフルーティーフローラルで始まります。スイートオレンジのトロピカルにも思える甘さに少しヴァイオレット調の甘さが加わり、Caronのリニューアル後のFleur de Rocailleのような雰囲気なのです。ただ、ベースノートがとてもしっかりとしており、次第にアンバーウッディノートへと落ち着いていく辺りが、可愛らしいだけではない大人のフェミニンさを感じさせてくれます。(01/05/2012)

 

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