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Essential / エッセンシャル


<香 調> フルーティーフローラルムスク
<仕 様> レディース
<容 量> 10ml
<濃 度> EDT

トップ
カモミール、リンデンリーフ、ガルバナム、グレープフルーツ、イランイラン、ラズベリー、フリージア、スズラン、サンダルウッド、アイリス、パチョリ、アンバー
ミドル
ラスト



1998年発売で調香はJean PatouのハウスパフューマーであったJean Michel Duriez

付けた瞬間、一瞬プールの塩素がかすめました。そこからフローラルとハーブが香り出すのですが、ラズベリー、、イランイランが突出してないので、非常に曖昧なレディースではないかと思います。香りはとてもまとまっているのですが、フェミニンというよりもユニセックスです。 実際、フリージア、イランイラン、ラズベリーを抜いたらメンズらしい調香ですよね。そこに少しだけコーヒーのような甘苦い感じもあったので、余計にメンズっぽさを感じてしまったのかもしれません。香り立ちはそれほどきつくなく、濃厚なフラワーノートはなく、最後まで穏やかに香っていきますので、誰もが使いやすいテイストです。最終的には石鹸っぽいムスクにパチョリとサンダルウッドが残る感じです。 3回ほど付けて確認してたら、次第に香りに馴染んで違和感なくいい香りになりました。でも少しだけコーヒーを感じるのです。

(15/07/2006)

全く記憶には残っていなかったのですが、この香りのコフレの中にあったボディクリームが劣化し、溢れだしていたため、それを拭いて掃除をした際に気づいたのです。これはクミンを感じると。レディースのフレグランスの中にクミンが使われた例はDiorのDiorellaやRochasのFemmeなどに見られますが、ごく少量のアクセントがとてもセクシーに感じられるのです。もちろん男性の場合でもセクシーに感じられるのですが、少し量が多いと腋臭を思い起こさせてしまう、体臭にもなりうる香りです。

このEssentialは、そうした少しメンズっぽいクミンのテイストをわずかながらに感じさせつつ、上記にも記していた通りにコーヒーのニュアンスも感じさせつつ、フローラルトーンでまとめられた香りです。しっかりオリエンタルなベースもありますが、フローラルノートが豊かではなく、どちらかというとオリエンタル寄りですので、これならばユニセックスで使える範疇です。

この香りは2013年にOlivier Pescheuxの手により全く違う香りとなって再販されましたが、このレヴューは1998年発売の初代のバージョンとなります。

(01/10/2021)

 

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