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Ce Soire ou Jamais / ス・ソワール・ウ・ジャメ


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
トルコローズ、アンブレットシード、ハイビスカス他140種のエッセンス
ミドル
ラスト



1999年発売。小さな庭園の美しいバラに魅せられ、野性味溢れるバラを再現した香り。タイトルは「今夜しかない」のような意味で、調香はIsabelle Doyen

 

 

いろいろな表現をされるこの香り、付けた瞬間に香るのは酸味の効いたローズの香り。ローズヒップだったり、ハイビスカスティーのような酸味がしています。シャンパンとか、洋ナシ、梅っぽさを感じる人もいるようですが、酸味のあるハイビスカスとローズヒップティーの印象。確かにこういうバラの香りってありますよね、という香りなのですが・・・。EDTとEDPを比較してみると、EDTの方がすっきりと可愛らしい感じなのですが、とても持続が短くコロン感覚。それに対してEDPは持続もしっかりあって、アンバーっぽさのある深みを感じるんですよ。酸味が強いのはトワレ。落ち着いた深みがあるのがEDP。酸味のあるローズっぽさではジョーマローンのレッドロージズに通じる部分があるのかも。レッドロージズは青さが出ていますけどね。それにしても、EDTとEDPの持続の違いが顕著ですね。

(2008)

模倣レシピを組んでみて分かったのはEdPのハニーノートが以外と強く入っているということ。香りの軸はローズとヴァイオレットとハニーです。(25/08/2011)

(29/11/2010)

100mlのボトルでBaccaratバージョンをアップです。こちらはパルファムなのではなくEdPが入っているというのが残念なのですが、やはりBaccaratボトルは美しい。そしてAnnick Goutalらしくボトルデザインも巾着なのです。

 

 

ボトルとこのボックスは今度はパープルの巾着に収められているのですが、なんとその巾着が閉まらないという・・・。専用の巾着ではなく、取り合えずでありものを使用されたのでしょう。細かい点では残念な部分もありますが、やはりボトルの美しさを楽しむにはバタフライボトルよりもこちらに軍配が。国内では7万円ほどで販売されていたようですが、今ではオリジナルも高価格になっていますので、あまり高すぎる感じはしませんよね。

 

香りについては上記にも記載をしていますが、ローズを彩る香料を多様して作られています。以前は140種とあったのに今は160種と使用されている香料数が増えているのも謎ですが、ほぼ単品香料を使用して組まれています。もちろんローズアブソリュートも使用されていますが、天然香料率はそれほど高くはなく、ほぼ合成香料でまとめられているのです。それでもローズという骨格を明確に打ち出し、全てをアクセントとして彩っていく調香はとても勉強になるレシピで、彼女の遺作に相応しい豪華なハニーローズだと思います。

(12/12/2014)

 

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