2008年に創設されたタイはバンコクのパフューマリー。何度かのボトルリニューアルを経て現在に至るようですが、正直とてもバンコククオリティとは思えないラグジュアリー感に驚かされました。経営しているのは若い男性たち。すでに国内では13店舗を構えているそうですが、マーケット内の小さな露店がほとんどのようです。従業員は約25名。調香師でありオーナーの Suchin Keaw Udon氏(通称Chin)、そしてブランドディレクターであり調香師のKantaphat Jiratsayaphat氏(通称Pan)、このお2人がブランド立ち上げたという感じですね。

彼らの香水の特徴は、同じベースノートを使用している点にもあります。ウードとベンゾインを軸に組み立てられていますので、ある意味時代にもマッチしたオリエンタルノートを感じられるものとなっているわけです。厳密には香水ではなくパフュームオイルで、ココナッツオイルを使用しています。(11/08/2014)

(左がPan、右がChin)

■あなたは何故、どのようにしてブランドをはじめたのですか?

特別な友人へのプレゼントに調香をしたのが最初でした。最初の調香は完璧ではなかったけれど、プレゼントには心がこもっていたと思います。みんな僕の作る香りが好きだと言ってくれて口コミで広ががりました。

■とてもユニークなテーマが多いと思うのですが、あなたの香水のコンセプトを教えて下さい。

香りというのはとても身近に存在するもので、気づいていないだけです。じっくり見渡してみると、様々な香りがあるわけで、香水は1つのコミュニケーションツールです。僕は香水でメッセージを伝えます。それは人生における幸せな瞬間の記憶だったりするのですが、それがタイのスタイルだということで少しユニークな形となるのでしょう。Butterfly Thai Perfumeは幸せの香りです。それは最高の贈り物になって欲しいし、皆さんと幸せを共有したい。

■何故、百貨店ではなくてモールでの展開なのですか?

僕は夜にJJ Marketの側の通りを歩いているときにここに店を構えようと決めました。どこに構えるか、という場所はとても重要ですが、100%ではありません。場所選びは顧客のためだけではなくて、自分とスタッフが共に利用しやすい場所であることが重要でした。そして、成功の鍵となったのは場所ではなく、購入前と後のカスタマーサービスにありました。香水というのは生活の中の必需品ではないので、好きでなかったら買う必要はありません。顧客が香水を買っても買わなくても、彼らと幸福感を共有できたら僕は嬉しいです。それがサービスであり、顧客とは1度限りのお付き合いで終わりたくないですから。

■タイの香水市場についてどう思いますか?

他国が百貨店を中心に販売を行っているのに対し、バンコクでは少し違っていて、顧客はまずブランド名で手にするか、ブランドではないことで手にするかどちらかに分かれます。百貨店で販売することはとても良い考えだとは思うのですが、私たちは今の現状にとても満足しています。大儲けすることが最終目標ではないし、とても楽しく働けていますから。(お金は後から付いてくるもの)

■バンコクではどちらで購入することが出来ますか?

詳細はこちら。バンコク国内で13ヶ所で展開しているそうですが、観光客が訪れやすいのはこちらの4ヶ所だそうです。後は不定期出店なのだとか。

■日本からはどのようにすれば購入できるの?

2mlのサンプルは59バーツ(約190円)、10mlのアトマイザーは259バーツ(約830円)、60mlのフルボトルは959バーツ(約3,070円)です。送料は内容量によって変動しますが、目安として2週間以上かかる普通郵便が524バーツ(1,700円)、4、5日で届くEMSが650バーツ(2,100円)ですので、断然安心なEMSがおススメ。

直接のお問い合わせまたはFacobookからの問い合わせで対応いただけます。 ただし、お支払い方法はウエスタンユニオン(Western Union)という日本人にはあまり馴染みのない支払い方法のみとなっています。(Paypalやカード決済は利用が出来ません) (12/08/2014)