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Mediterraneo / メディテラネオ

 

<香 調> シトラスフレッシュ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml、100ml
<濃 度> EDT、EdP

トップ
シトラスフルーツ、地中海産レモン
ミドル
レモンリーブス、グリーンティー
ラスト
ソーラーノート



 

2002年発売。爽やかなレモンの葉ときりっとした緑茶を組み合わせ、地中海をイメージしたMediterraneo。

カプリ地区のショップでは、いろいろムエットをもらったのですが、悩んでいると「ムエット持って散歩しておいでよ。また帰りに寄ってね。大丈夫、お店は閉まらないから」となんとも優しい言葉をかけて下さったので、すごく嬉しくて4枚のムエットを手に持ち、カプリ地区を観光しながら、高台のベンチに座ってムエットを確認してました。

一番、この島の風に合うのはどれだろう?

などと考えていたら、やはりこの香りだったのです。これは、まさにナポリ、カプリの名産「レモン」をメインとした香りで、付けた瞬間からスパークする酸っぱさが印象的です。他のレモン系に比べて、レモンの葉、皮などのちょっとした苦みやグリーンな香りも感じられるところがフレッシュ感を増しているようにも感じますね。しぱらくすると、レモンの酸味が消えて、グリーンティーが顔を出しますが、甘みの少ないグリーンティーで、どちらかというとグリーン系が強く、ゲランにありがちなパウダリーさは全くないです。

(26/04/2007)

2011年、夏。こちらの香りの模倣レシピを組んでみて香りの成分がわかりました。どうしてもイメージはスパークするレモンのみだったのですが、レモンが過ぎ去るとグリーンティーとゼラニウムが出てきます。記憶の中にあった香りよりもずっとグリーンで、さっぱりとした青さが清々しく香ります。ベースノートはほとんどないに等しく、薄いムスクが微かにあるのみです。とにかくシトラスノートの割合が高く、スパークするレモン香は男女問わずに日本人に好まれそうです。夏場はこの香りをたっぷりと使ってクールダウンするのが良さそうです。

(04/07/2011)

 

 

2017年にEdTからEdPへとリニューアルされた際に調香も変わってしまったのか、レモングリーンティーだった香りはシトラスアロマティックへと変わりました。

トップ:レモン、ベルガモット、ミント、ユーカリ、レッドタイム、リツィアクベバ
ミドル:マンダリン、ワイルドフラワー、カルダモン、ジャスミン
ベース:ホワイトムスク

シトラスノートとてもリッチで、精油感の強いシトラスノートにレモンの合成香料が重なり、そのシトラスノートをどこまで持続させることが出来るのか挑戦するように、ムスクがグイグイと強く香り始めるのです。このムスクが延々と消えません。フレッシュさを楽しみたいのになかなか消えてくれないのも難点で、パルファムの方があっさりとしています。でも、パルファムもこちらのフォーミュラに変更されているのでしょうね。昔のフォーミュラではグリーンティーやペティグレン調の部分が残ったのですが、新しいEdPではその部分がなく、よりクセがなくなった香りとなっています。でも、ムスクは強い。

ボトルは下部にブランド名が入りました。そしてスプレー部分も変更となりました。かしめ部分を取り外すとスプレーが外せるようになっているのです。つまりは、廃棄時に分解してガラスとアルミニウムの分別が可能なのです。その辺りはとても時代に合わせた改善ですよね。

(25/01/2022)

 

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