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Captured Aldehyde / キャプチャード・アルデヒド


<香 調> フレッシュシトラスアロマティック
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 15ml
<濃 度> EDP

トップ
カルダモン、ゼラニウムアブソリュート、コリアンダー、ピンクペッパー、ブラックペッパー、ビターオレンジ、チュニジアンネロリ、ミルラ、タデ由来のアルデヒド、ローズアブソリュート、パチョリ、ベチバー、オークモスアブソリュート
ミドル
ラスト



100%天然香料で構成させた香りで、タデ科のPersicaria odorataという植物から得られたアルデヒドを使用した香り。調香はCaroline Dumurが担当。

植物の中にはアルデヒドがたくさん存在しています。コリアンダーやドクダミを特徴づけている成分もアルデヒドですし、シトラスの精油中にも含まれています。でもそれらを抽出して単独で使用するという発想はアロマテラピーにはなく、精油だけで香水を作ろうとしている人たちは触れることのない世界です。でも、アルデヒドなくして往年の香水は作れません。そこでIFFはベトナムでタデ科の植物2,500kgから1kgのアルデヒドを抽出することに成功したのです。だから、この香りは彼らにとって新香料の公開でもあり、新たな挑戦の披露でもあるわけです。そこに合わせた2つ目のメインノートはマダガスカル産のジンジャーオイル。150kgの根から得られるのはわずかに1kg。土っぽいジンジャーとアルデヒド・・・その香りは・・・。

あれ? アルデヒドはどこに? トップで印象的に弾けるはずのアルデヒドはシトラスノートに包まれてしまい、期待していたほどのアルデヒドが香りません。それでもスパイスたちがシトラスに包まれてアロマティックに香り、ミドルからはゼラニウムがアロマティックさにフローラルノートを添えて香ります。パチョリとモスでシプレなベースに落ち着くのかと思っていたら、アロマティックな余韻を引き延ばしながらウッディシプレへと変化して落ち着きました。そして案外ラストノートがに長い。気分転換に良さそうですが、ブレンド精油やシトラスコロンとは違い、最終的にはシプレ風となって肌に残りますので、香水という形で楽しめます。

15mlはロールオンボトルにありそうな手のひらサイズで、すぐに使い切れそうです。

(19/10/2020)

 

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