■Meyer Lemon

オレンジとレモンの交配種だと言われているレモンで、甘さがあるのが特徴です。Frank Meyerという方が1908年に中国からアメリカに持ち込んだのだそうですが、1980年頃までは観賞用だったのだそうです。今や果肉だけではなく皮も料理に使われるこのレモンは一般的にスーパーで売られている種類。すっきりと口の中が酸っぱくなるようなレモンを想像していたのですが、はじけるような爽快感はなくて渋めにレモンです。つけた瞬間にスパークしないレモンというのが珍しいのですが、美味しそうでもなくリアルでもない、という微妙な位置にある香りです。でも変な香りということではなくてメンズフレグランスにトップには良さそうなビターレモンです。ちょっとフランキンセンスっぽい要素を感じます。(29/01/2009)


■Raspberry Jam

日本の家庭ではそれほどでもないのでしょうけど、映画などで見る限りアメリカの子どもはジャムやピーナッツバターたっぷりのサンドイッチが大好き。だから大人になってもラズベリージャムの思い出は「昔良く食べたよ」というものなのでしょうか。香りはラズベリーにチーズを足したような発酵臭がしているのですが、そうかパンの酵母だと思えばそっくりなのかも。パンにべったりと塗った様子をそのまま感じる香り。相棒は「これはロッテのブルーベリーガムだよ!!」と申しております。これが一般的な意見ですね、きっと・・・。(29/01/2009)


■Golden Delicious

Bath & Body Worksの香りにも似た純粋なリンゴの香り。そのものの香りを再現するディメーターならでは、と言う感じで蜜入りリンゴをかじった時に口の中に広がる香りが再現されています。リンゴジュースのフレーバーとしてこれを使ったらとても美味しそうかも。というよりも実際に使われているフレーバーそのものだったりしてもわからないと思いますが。(05/08/2008)


■Lychee

上品な甘さと香りで楊貴妃をも虜にしたフルーツとして有名なライチ(レイシー)ですが、2000年頃から盛んに香水の中に香りが組み込まれるようになりました。南国フルーツとしてトロピカルさを出すのに欠かせません。フレーバーとしても国内で大活躍している香りで、香ってみるとその香りは「アミノサプリ」そのものです。スポーツドリンクとして一世を風靡したアミノサプリはライチフレーバーを使用していますから、まさにあの香りなのです。(05/08/2008)


■Honeydew Melon

ジュースやお菓子のフレーバーに使われるような蜜たっぷりのメロンの香り。付けた瞬間は「うわっ!美味しそう!!」と釘付けでしたが、トップノートが過ぎると香りがハニーではないシュガー的な甘さと瓜系の香りに分裂してしまいます。メロンシュガーの印象で、可愛らしさはあるもののジューシーで美味しい香りが瞬間で終わってしまったことが廃番となった理由なのでしょうか。アメリカのキャンディーだったらこういう香りがしそうです。(29/01/2009)