*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Paestum Rose / パエストゥム・ローズ


<香 調> スパイシーオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
シナモン、ブラックペッパー、ピンクペッパー、コリアンダー、ブラックカラントバッド
ミドル
トルコローズ、フランキンセンス、ピオニー、オスマンサス
ラスト
ミルラ、ベンゾイン、アンバー、パチョリ、ウッディノート、ホワイトムスク



2006年3月発売。パエストゥムという南イタリアの古代ギリシアの植民都市に咲くバラをイメージした香り。ローズのしっとりとした香りに、樹脂の深みが重なります。ミルラが結構強く出ていますね。ムエットよりも肌に乗せた方が香りの深みが増します。スパイスも香りを引き締めていて、ぼやけた印象ではなく、少しキリリとした男っぽさをも感じます。肌に乗せた瞬間はパッと散るようにブラックカラントバッドのグリーン香がスパイスと共にはじけます。その後ゆっくりとローズが花開く感じなのですが基本にこれだけどっしりとローズが居座りながら、とても艶やかでオリエンタルで、異国情緒を感じさせる香りはパッと思いつかないほどです。パチョリも深みを出しているのでしょうけど、やはりミルラが強いんだろうなぁ。サンプルで試していたときはミルラが強く出ていたのですが、フルボトルではゼラニウムっぽいグリーン香がローズと共に広がります。サンプルのときよりも印象としてはグリーン香が強くなりました。でも、ミドル以降の印象は同じです。ラストノートは香り全体が平たくなった感じで、ミルラというよりもアンバーローズ調の残り香で消えていきます。

 



ローズを使用したローズらしさを楽しめるメンズの香水は少ないのですが、これは男性が使用してもセクシーで素敵だと思えるローズだと思います。ロジーヌの香りよりも幾分さっぱりとしていて、ベースノートが重くないので一般的には使い安いのかもしれません。(僕はロジーヌのあの重さが好きなのですが)

※サンプルはメーカーより直接頂いたものだったのですが、やはり比較してみると香りが違います。サンプルのものの方がミルラが濃くてオリエンタルになっていますので、ひょっとしたらロットによって香りが違ってきている可能性がありますので要注意です。(ラストノートは同じです)

(18/10/2008)

 

<Eau d'Italie Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜