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Emilio Pucci / エミリオ・プッチ




Sampleレビュー
Miss Pucci
ミス・プッチ

1914年ナポリ生まれのデザイナー。フィレンツェの公爵家の血を引く家系で、ミラノの大学を出た後にアメリカの大学へも入り、勉学を積んで政治学で博士号を取得してしまった逸材。パイロットの資格を持ち戦時中には空軍に従事した上に10年間イタリアで議員を務めたという政治家でもあります。

1934年〜翌年にかけてスキーのナショナルチームに所属しており、その際に流線型のウエア一式をデザインして着ていたことが全ての始まりだったようです。1947年、12年も前にデザインしたスキーウェアを雑誌に掲載したところ、大反響を得てしまい、レディースのファッションデザインを依頼されたのを皮切りに、スポーツウェアデザイナーとしての地位を確立していきます。鮮明で大胆な色使いの独自のデザインは「プッチ柄」と呼ばれ、プリントの王子と呼ばれて成功します。いわゆるファッション的なウェアからスポーツウェアへと切り替わっていく時代の先駆者となったわけですが、身動きのとりやすい伸縮性に優れた素材も新しい試みだったのでしょう。彼自身スキーだけではなくフェンシングやテニス、水泳が得意で、セミプロだったそうです。なんと、32年の冬季オリンピックにはイタリアチームの一員として参加した経歴もあるというのですから本格派で、まさに文武両道。今でも水着を発売していたり、スポーツウェアを大切にしているのはブランドとして大切なことなんでしょうね。

1992年、彼の死後は娘のLaudomia Pucciが経営を引き継ぎ、2000年の春にはライセンスをLVMHに売り傘下となります。資本の67パーセントを得て彼女はイメージディレクターとなります。香水に関しては、1965年にシプレのVivaraを発売した後、80年代まではリリースしていたようですが、尻すぼみで消滅します。その後2007年にVivaraが新たなボトルと香りで発売されたのを機に、いろいろなバージョンを発売していくことに。

日本には2004年、銀座に店舗が出来たのをきっかけに日本での人気も高まりつつあります。 (27/09/2007)

 

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり
Miss Pucci Intense (2011年)
Miss Pucci (2010年)

Pucci Eau Fraiche
Pucci (1981年)

Miss Zadig Eau Fraiche (1977年)
Miss Zadig (1973年)

Eau de Zadig
Zadig (1971年)

Verdi 072 (2011年)
Vivara Turquoise Edition (2010年) *限定
Vivara Black Edition (2009年) *限定
Sole 149 (2009年)
Acqua 330 (2009年)
Sabbia 167 (2009年)
Vivara Silver Edition (2008年) *限定
Vivara (2007年) *Refomula
Signor Vivara (1970年)
Stra Vivara (1970年)
Vivara (1965年)

 


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