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Sheherazade / シェエラザード


<香 調> スイートパウダリーウッディ
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
アルデヒド、ベルガモット、ローズウッド
ミドル
ローズ、カーネーション、ジャスミン、イランイラン、アイリス、シナモン
ラスト
バニラ、サンダルウッド、ベンゾイン、オポポナックス



1983年発売で、バブル期に国内でも取り扱いがあった香りです。カタカナ表記だとシェヘラザードとシェエラザードとありますが、hは無声音の方が正しいのかな?とシェエラザードにしています。タイトルはアラビアンナイト(千夜一夜物語)の語り手で、イラン王妃のことだといわれています。SheherazadeだったりScheherazadeだったりと表記も曖昧ですが、こちらの「香水」の表記はSheherazadeで「c」が入りません。

わかばが取り扱いをしていた頃の書籍を見るとフルーティーフローラルウッディと分類されていますが、この香りはスイートパウダリーウッディです。スパイスも効いていますが、アルデヒドは強くなくジャスミン、イランイランという古典的なフローラルにカーネーションとアイリスとバニラ、オポポナックスベースが重なり、タルカムパウダーほど強くはないパウダリーノートになって肌に残ります。香りそのものはあまり評価されていないようで、僕もCotyのL'aimantの焼き直し(コピー)っぽいなぁ・・・と思ってしまいました。L'aimantと比較するとこちらの方がベースノートが豊かでウッディノートが強いのですが、オポポナックスやジャスミン調のカーネーションがお好きな方には良いのかな。この香水は香りよりもパルファムボトルの素敵さの方が人気で、特に30mlのパルファムボトルは目の保養です。香水ってこうじゃなきゃ!! という美しさですよ。

(29/11/2010)

パルファムのレヴューを追加です。上記で「こうじゃなきゃ!!」と記載したその美しいパルファムの中身は、やはりEdTよりもグッと深みが増した濃厚なスイートパウダリーウッディで、濃厚ゆえによりオリエンタルに感じられます。EdTよりもローズが強く感じられるのですが、香りはEdTと似たようなウッディオリエンタル系カーネーションへと変化して消えていきます。この香りにグッと深みというか、香りの複雑さを出しているのが微かなシナモンだということに気づかされました。シナモンらしさを感じてしまうほど強くはないのですが、スパイシーなカーネーションとシナモン、そしてオリエンタルノートは全て相性が抜群ですので、良いヒントをもらったような気がします。

(23/07/2013)

 

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