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Sampleレヴュー

■Fleur du Male (2007年)

パールホワイトながらメンズでフローラルを謳う香りが発売されるのもゴルチェならでは・・・という気がしますが、実はこのタイトルはFleur du malとすると「罪の花」となるのです。こういう言葉遊びこそ彼ならではと言う感じ。翌年にコロンバージョンが発売となりました。

トップ:ぺティグレン
ミドル:オレンジブロッサム、フゼアアコード
ベース:クマリン

ルマルの12年後に発売されたこの香りはルマルの別バージョンということで同じフゼアノートを利用しています。ということもあって手がけたのはFrancis Kurkdjianです。オレンジブロッサムがメインだということですっきりさっぱりな香りを期待すると全く違うという異質な香りで、クマリン(パウダリーで甘い香り)がドカッと投入されたオリエンタルベースが存在します。とってもシンプルな香りなのですが、半分くらいムスクなのでは?と思う香りで、ミドル以降は甘いムスクだけが残ります。ビジュアルも湯船にいる男性ですから、湯上り肌のムスクというのをオレンジブロッサムを使ってさっぱりと表現したのではないでしょうか。パウダリームスクの甘さというのを補助しているのがクマリンだぞ、と。でも残念なことにオレンジブロッサムの良さはあまり伝わらずにぺティグレンばかりが香ります。にしてもビジュアル凄いですよね。ミルク風呂っぽい白濁の湯に白いバラを入れてます。ローズ香は全くないのですが、白濁している・・・というイメージは感じられる香りだと思います。(01/07/2009)

 

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