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Tubereuse Trianon / チュベローズ・トリアノン


<香 調> フローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 15ml
<濃 度> EDP、Candle、Body Milk

トップ
ルバーブ、ペティグレン、コリアンダー
ミドル
チュベローズ、スズラン、クローヴ、ジャスミン、イランイラン、ネロリ、オレンジブロッサム
ラスト
フランジパニ、ラズベリー、ココナッツ、トルーバルサム



1689年、ヴェルサイユ宮殿のトリアノンにて。ブランド名「思い出の庭」らしいテーマでの香りとなりました。でも、ストーリーはその庭で娼婦の一団とすれ違った際の残り香が、庭の花々の香りと重なって心奪われた、というもの。

 

 

こちらは比較的オリジナルに近いテイストでのリフォーミュラとなりました。トップから溢れるのはチュベローズで、アブソリュートっぽいニュアンスを薄く感じさせつつ、ジャスミンへと香りがスライドしていきます。オリジナルの方がもう少しワイルドな感じで、リフォーミュラ後はより明るくなりました。全体的な印象はとてもシンプルで、チュベローズとジャスミンの天然香料が合成香料に支えられてシンプルながら持続していく、というもの。合成香料の比率はアップしたと思いますが、その分香りはしっかりとした骨格を持つものとなりました。

(19/10/2016)

チュベローズの開花時期に合わせて使いたくなる香り。生花のもつ湿布香の部分、甘いココナッツの部分、ジャスミン調のフローラルな部分、それらがふわっと広がり、チュベローズの生花らしいワイルドなフローラルから、するりと一皮むけて洗練された都会派のチュベローズへと変化していきます。ベースにあるバルサムもココナッツも強すぎず、フローラルノートは全てチュベローズに必要なパーツであり、それぞれがそれぞれに香ることはなく、全体としてチュベローズとなっています。オリジナルはアブソリュート感が強かったこともありワイルドでしたが、いろいろ話をお聞きしてみると、オリジナルのフォーミュラはこの香りなのだそうで、前任者が少しワイルドにアブソリュート多めなものを好んでいたのですね。だから、オリジナルに還ったわけです。

 

 

キャンドルもボディミルクも香料自体は同じものを利用しているようで、全てが共通した香りとなっています。だから、キャンドルで広がる香りはトロピカルなチュベローズそのもので豪華。ボディミルクはしっとりと肌に馴染み、乾燥しがちな冬に良さそう。

この15mlのボトルもスプレー部分が取り外せますので、125mlのリフィルを購入して詰め替えて使うことが可能です。

(31/08/2023)

 


 

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