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Cycle 002 / サイクル 002


<香 調> スパイシーウッディ
<仕 様> ユニセックス

<容 量> 100ml

<濃 度> EdP

トップ
ベルガモット、マンダリン、レモン、ビターオレンジ
ミドル
ブラックペッパー、エレミ、チリペッパー、クローヴ、クミン
ラスト
シダーウッド、ガイヤックウッド、ラブダナム、ペルーバルサム、フランキンセンス



2023年10月21日発売。リリースに先立ち、購入者たちへリリースメールが配信されました。そちらに記載されているアドレスからサンプルが購入出来ます。まずはサンプルを試し、公式のリリースを待ってくださいという、わくわく感の演出ですよね。調香は前作のPatriceではなくNathalie Lorsonとなり、濃度はEdPとなりました。サブタイトルはScent from the Future、イメージは砂漠だそう。未来ということでBlegというポスカを用いたリヨンの若いアーティストさんとのコラボに。

 

 

未来のイメージが砂漠とは、想像は人それぞれで楽しい。確かに人口が減り、温暖化が進み、緑地が砂漠化していく可能性はありますよね。

 

 

彼のデザインは迷路のようで、顔のようで、蠢く虫の痕のようで。何を意図したものなのかは、見る人に委ねますということで。

 

 

香りはたっぷりのシトラスに包まれながらスパイスが照り付ける陽ざしのように弾けてスタートです。シトラスもリッチですが、スパイスもなかなかのもの。シナモンを使用せず、くすんだスパイシーさではなくドライでシャープなスパイスを選んでいます。クミンも存在感を出しつつ、強すぎることはないバランスでユニセックスなトーンで広がり、後を引かずに消えて、やがてはウッディムスクへ。シトラスノートもスパイス類も駆け足で消えていく香料ですので、ラストノートに落ち着くのは早いのですが、このラストノートが砂漠のベージュカラーにぴったりで、おが屑のパウダリーさがスパイスの残り香に重なり、ドライなウッディノートとなって落ち着きます。ムスクは強くありませんので、持続もそこまで長くはありません。大流行しているアンバーグリス強めだったり、アンバーウッディノート一択のようなラストノートではないところが心地良く、系統的に言うとComme des Garconsにあっても不思議ではない香りです。

001は1,000本でしたが、今回は限定2,000本で、以降はリフィルという前回同様のスタイル。フルボトルは10/21より発売開始となり、100mlが110ユーロです。前回は87ユーロでしたから少しの値上げ。001はすでにボトルが完売し、リフィルのみとなっていますので、002をボトルで欲しいという方は、売り切れる前に購入していた方が良さそうです。

(16/10/2023)

 

 

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