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Bombay Bling / ボンベイ・ブリング


<香 調> フルーティーフローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 10ml
<濃 度> EDP

トップ
マンゴー、ライチ、ブラックカラント、カルダモン、クミン、シスタス、ローズアコード、トルコローズ、サンバックジャスミンアブソリュート、イランイラン、ホワイトフローラルアコード(チュベローズ、フランジパニ、ガーデニア)、パチョリ、タバコ、ホワイトウッド、サンダルウッド、シダーウッド、バニラ
ミドル
ラスト



2011年発売の最初の香り。これは現代のインドの様子。幸せにあふるるインドのパワーを香りとして表現したもの。

トップから溢れるのはマンゴーよりもライチとブラックカラント。そこになんとクミンが加わるというフルーティーなんだけど美味しくないという香りでスタートします。もちろんクミンはごく僅かなのですが、それでも十分感じられる濃度なのです。クミンの部分がどこかインセンスにありそうなクセのようにも感じるのですが、しばらくするとマンゴーもライチも消えてブラックカラントとクミンが残ります。その奥に控えているのがガーデニアとプルメリア、サンダルウッドというココナッツ系の甘さを持ったフルーティーフローラルウッディです。通常はトップで消えていくブラックカラントが思いの他軸を貫いて長く香っていると思ったらこれはGivaudan社のParadisamideなのではないでしょうか。グレープフルーツとビターオレンジの苦味にブラックカラントを混ぜたような香りなのですが、マンゴーを表現するのに用いたのでしょう。ミドル以降はこのクリーミーなビターフルーツが肌に残るのですが、ボリウッド(ボンベイとハリウッドを足した造語)のあのムトゥ踊るマハラジャのカラフルな雰囲気がぴったりです。まさに、インド風のフルーティーフローラル。

(25/11/2011)

彼女のラインの中では一番可愛らしい雰囲気の香りで、マンゴーがトップから主張をして広がります。ドライマンゴーを食べた時、口の中に広がるあの香りだ・・・と思っていると、一瞬通り過ぎるようにクミンがかすめ、驚きました。でもこれこそがベルトラン調。以前よりも更にクミンが弱まったような気がしますが、その方が一般的には使いやすいですからね。マンゴーにはココナッツやチーズに使われるようなクリーミーな香料を使ってあの風味を表現するのですが、それは同時にサンダルウッドにも通じる部分ですので、とてもインドらしいまとまりとなっていることがわかります。更にはチュベローズにもガーデニアにもココナッツがあるのですから。

画像はTake Twoの1本なのですが、パッケージにタイトルを書いてくれたのはNeelaです。そして可愛らしいインド象の置物をくれたのも彼女。それは一緒に撮影するしかないでしょう、という思い出に残る1枚に。

(18/06/2021)

 

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